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せり(糶∥競り) せり

世界大百科事典 第2版の解説

せり【せり(糶∥競り)】

1人の売手に対し2人以上の買手が相互に値段を競い合い,最も高値を付けた買手に売ることを〈せり売り〉といい,卸売市場での生鮮食料品の標準的な売買仕法である。せり売りには買手が値をせり上げていく〈せり上げ〉と,売手が値をせり下げていく〈せり下げ〉があるが,せり下げはオランダ,ベルギーなど一部で行われたところから,別名オランダぜりDutch auctionと呼ばれるように,特殊な物品,特殊なケースに限られる(街頭のバナナ売りなど)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内のせり(糶∥競り)の言及

【卸売市場】より

…市場業者は,(1)出荷者(生産者またはその代理人)から生鮮食料品等の販売委託を受け,これを仲卸業者(いわゆる仲買)および小売商等の売買参加者に販売する〈卸売業者〉,(2)卸売業者から買い入れたものを市場内の店舗で小売商,大口需要者等に販売する〈仲卸業者〉,(3)卸売業者または仲卸業者から生鮮食料品等を購入する小売商および大口需要者,から構成されている。そして,一般的には,卸売業者と仲卸業者や売買参加者との間における〈せり〉を原則とした取引と,仲卸業者と小売商等の間における〈相対〉による取引の2段階の取引が行われている。卸売業者については,生鮮食料品等の効率的な集分荷や確実かつ迅速な決済を行うことができるよう,制度的に参入規制がなされ,ふつう1市場につき1~2社に限定されている。…

【商品市場】より

…特定の日に開かれる木材,家畜などの(いち),干しシイタケ,鰹節,干しのり,荒茶などの入札会,野菜,果実,魚介,生花を中心とする卸売市場,原糸,大豆,ゴム,砂糖などを取引する商品取引所などがそれである。具体的な市場は,法律に基づいて特定の場所(施設)で一定のルールに従って継続して取引する商品取引所や卸売市場(中央,地方)のように高度に組織化された市場と,入札会,せり市,席上(せきじよう)取引,荷受市場など組織化の度合が比較的低い市場に分けられる。商品取引所,卸売市場は,それぞれ商品取引所法,卸売市場法という法律に基づいて運営されるから,法定組織市場ともいう。…

※「せり(糶∥競り)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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