ぞっとしない(読み)ゾットシナイ

精選版 日本国語大辞典 「ぞっとしない」の意味・読み・例文・類語

ぞっと しない

特に驚いたり感心したりするほどではない。あまり感心しない。いい気持がしない。
※歌舞妓年代記(1811‐15)七「此軽業俄狂言のごとく。古めかしくぞっとせず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぞっとしない」の意味・読み・例文・類語

ぞっとし◦ない

おもしろくない。あまり感心しない。「引出物にするには―◦ない品だ」
[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「今回の映画は、余りぞっとしないものだった」を、「面白くない」と「恐ろしくない」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。
 平成18年度調査平成28年度調査
面白くない
本来の意味とされる)
31.3パーセント22.8パーセント
恐ろしくない
(本来の意味ではない)
54.1パーセント56.1パーセント

[類語]散文的素っ気ない無機的無風流味気あじけないつまらない興醒きょうざ興醒きょうざまし不興しらけるつや消し色消ししらじらしい鼻白む無味無味乾燥無趣味没趣味索然砂を噛むよう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android