ダイサギ (大鷺)
great white egret
Egretta alba
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
ダイサギ
Ardea alba; great egret
ペリカン目サギ科。全長 80~104cm。シラサギの最大種で,頸と脚が長く,嘴も長い。全身白色で,繁殖期には胸と背に飾り羽を生じる。嘴は秋冬は黄色,春夏は黒色になる。温帯から熱帯に分布し,日本ではおもに本州以南の平地にすみ,水田,湿地,干潟などで魚類やザリガニなどをあさる。ゴイサギ,コサギ,チュウサギなどとマツ林やタケ林に集まって混群となり,集団繁殖をする。巣は樹上につくる。飛ぶときにはゆっくりとはばたき,脚は伸ばすが,頸を縮めているのが特徴。「ごぁーごぁー」と大声で鳴く。日本では一年中見られるが,冬季南方に渡るものもある。また秋冬には大陸で繁殖したものが少数渡来するが,これは大型の亜種のダイサギ A. a. alba で,日本で繁殖する亜種はチュウダイサギ A. a. modesta と呼ばれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
ダイサギ
だいさぎ / 大鷺
great white egret
[学] Egretta alba
鳥綱コウノトリ目サギ科の鳥。シラサギ類のなかではいちばんの大形種。全長約85センチメートル。世界的に分布する。日本には、夏鳥または漂鳥として繁殖する亜種と、冬期に大陸から冬鳥として渡来する亜種とが生息する。前者は後者よりすこし小形で、このためチュウダイサギ(中大鷺)E. a. modestaとして区別されることがある。また、チュウダイサギの別名をコモモジロ(小腿白)という。しかし、亜種というのは分類学上の概念で、普通はダイサギとチュウダイサギをわざわざ区別する必要はない。日本では、ダイサギは、コサギやチュウサギに比べてずっと数が少ない。
[森岡弘之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ダイサギ
サギ科の鳥。翼長35〜45cm,いわゆるシラサギ中最大種。熱帯を中心に世界的に分布し,高緯度地方のものは冬季暖地に渡る。日本では関東以南で繁殖する。他のサギ類に混じって集団営巣し,干潟(ひがた),水田などで魚,エビ,カニなどを捕食する。
→関連項目サギ(鷺)|シラサギ(白鷺)
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
ダイサギ
学名:Ardea alba
種名 / ダイサギ
目名科名 / サギ科
解説 / チュウサギよりも大きく、首がより長く見えます。口元の切れこみは、目の後方までのびています。
全長 / 90cm
食物 / 魚、カエル
分布 / 本州、四国、九州で繁殖する夏鳥、または留鳥。冬には大陸で繁殖したものが渡来
環境 / 川、湖沼、湿原、海岸、水田
出典 小学館の図鑑NEO[新版]鳥小学館の図鑑NEO[新版]鳥について 情報
Sponserd by 