TiO2組成の酸化チタン(Ⅳ).鉱物にはルチル(2TiO2,正方),鋭すい石(4TiO2,正方),イタチタン石(8TiO2,斜方)の3種類の同質異像がある.天然には,高温で生成される火成岩,変成岩の副成分鉱物として分布し,ルチルとして存在する場合が多い.人工的には,TiCl4またはTiF4の加熱分解,工業的には,チタン鉄鉱を濃硫酸で溶かし,高温で加水分解,加熱脱水してつくる.融点1855 ℃.ルチルは Fe3+ の含有量が多くなると赤色が濃くなる.人工的には無色透明の結晶が得られ,屈折率が高いので宝石として,チタニアという商品名で知られている.鋭すい石は900 ℃ 以上で,イタチタン石は700 ℃ 以上でルチルに転移する.[CAS 1317-80-2][別用語参照]二酸化チタン
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…1966年と2008年は赤道が太陽を向き,1985年は北極が,2030年は南極が太陽に向く。 天王星は,ミランダ,アリエル,ウンブリエル,チタニア,オベロンという衛星をもっているが,みな数百kmの半径をもつ比較的小さい衛星である。このほか,ボエジャー2号が発見した半径数十kmの衛星が10個ある。…
※「チタニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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