日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャック」の意味・わかりやすい解説
チャック(保持装置)
ちゃっく
chuck
工作物を加工する際に、工作物あるいは工具を保持する装置。工作物用として、把持力発生法により、機械式チャック、油圧チャック、エアチャック、マグネットチャックなどがある。また構造により、単動チャック、スクロールチャック、コレットチャック、カムロックチャックなどがある。マグネットチャックは、平面研削加工におもに使われてきたが、近年は、フライス加工などにも使われている。
工具用としては、やはり把持力発生法により、コレットチャック、ローラロックチャック、サイドロックチャック、油圧チャック、焼きばめチャックなどがある。焼きばめチャックは、把持精度・把持力が高くできるため、高速工作機械を中心に普及している。
[清水伸二]
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