テグシガルパ(その他表記)Tegucigalpa

デジタル大辞泉 「テグシガルパ」の意味・読み・例文・類語

テグシガルパ(Tegucigalpa)

中央アメリカホンジュラス共和国首都。同国中南部、標高約1000メートルの盆地に位置し、チョルテカ川が流れる。スペイン植民地時代に銀の産地として発展人口、行政区86万(2003)。

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精選版 日本国語大辞典 「テグシガルパ」の意味・読み・例文・類語

テグシガルパ

  1. ( Tegucigalpa ) 中央アメリカ、ホンジュラス共和国の首都。山地に囲まれた高原にある。一六世紀末、近郊の金銀鉱山の発見に伴って建設された植民都市で、スペイン風建造物が残っている。

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改訂新版 世界大百科事典 「テグシガルパ」の意味・わかりやすい解説

テグシガルパ
Tegucigalpa

ホンジュラスの首都。チョルテカ河畔,標高1000m近い高地に位置する。人口88万(2004)。もともと16世紀後半に近隣の金銀鉱山の開発のためにスペイン人によって建設された都市であるが,それ以前にすでにアステカ族の都市が存在していた。テグシガルパは原住民語で〈銀の山〉を意味する。1880年にホンジュラスの首都となった。1938年,南のコマヤグエラComayagüela市を吸収した。大統領官邸,ホンジュラス国立自治大学(1847設立)等があるが,工業活動はあまり集中していない。同国各地とは道路で結ばれているが,首都としては珍しく鉄道が通っておらず,郊外4kmにあるトンコンティン国際空港が重要な役割を果たしている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テグシガルパ」の意味・わかりやすい解説

テグシガルパ
Tegucigalpa

ホンジュラスの首都。またフランシスコモラサン県の県都。同国中部南寄りの山間の高原上にあり,標高約 1000m。熱帯高地の温和な気候示し,平均気温は1月 19℃,5月 24℃。年降水量は約 1000mmでおもに5~10月に降る。 1579年頃金,銀の採掘中心地としてピカチョ山斜面に建設された。 1880年北西のコマヤグアに代わってホンジュラス共和国の首都と定められた。 1938年にはチョルテカ川対岸のコマヤグエラを合併し,特別行政区を形成。市内には大統領官邸,議事堂などのほか,1847年創立のホンジュラス国立自治大学や 18世紀の大聖堂がある。織物,製糖,たばこなどの工業があるが小規模で,大部分が地元の消費用である。世界でも数少ない鉄道のない首都で,交通はおもに空路によっており,近郊にトンコンティン国際空港がある。貨物輸送はもっぱら道路により,太平洋側とカリブ海側を結ぶ大洋間ハイウェーが通る。人口 99万600(2009)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「テグシガルパ」の意味・わかりやすい解説

テグシガルパ
てぐしがるぱ
Tegucigalpa

中央アメリカ、ホンジュラスの首都。標高1000メートル前後の盆地に位置し、南、東、西の三方を山に囲まれる。人口76万9061(2001)。気候は高原地帯のためにしのぎやすい。スペイン植民地時代、鉱山町として建設された。地名はインディオ語で銀山を意味する。市の中央を貫流するチョルテカ川により市街はコマヤグエラ地区とテグシガルパ地区に二分されている。コマヤグエラ地区はいまもなお植民地時代のおもかげをとどめる。鉄道が敷設されていないため、主要地域とは道路で結ばれ、航空路が重要な交通手段となっている。中米共同市場の創設に伴い1961年5月に設立された中米経済統合銀行の本部がある。

[栗原尚子]

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百科事典マイペディア 「テグシガルパ」の意味・わかりやすい解説

テグシガルパ

ホンジュラスの首都。同国中部,標高約1000mの山間盆地にある。1880年首都となったが,鉄道が通じていない。1938年に南のコマヤグエラ市を吸収。1578年スペイン人が銀山開発のために創設した町で,火災,震災にあわなかったので植民地時代の様子がよく保存されている。99万600人(2009)。
→関連項目ホンジュラス

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世界大百科事典(旧版)内のテグシガルパの言及

【ホンジュラス】より

…正式名称=ホンジュラス共和国República de Honduras∥Republic of Honduras面積=11万2088km2人口(1996)=561万人首都=テグシガルパTegucigalpa(日本との時差=-15時間)主要言語=スペイン語(公用語)通貨=レンピラLempira中央アメリカ中部にある共和国で,北部はカリブ海に,南部ではフォンセカ湾で太平洋に面しており,西でグアテマラ,南西でエルサルバドル,南東でニカラグアと国境を接している。国名はスペイン語の〈深みhondura〉に由来するといわれている。…

※「テグシガルパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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