ホンジュラスの首都。チョルテカ河畔,標高1000m近い高地に位置する。人口88万(2004)。もともと16世紀後半に近隣の金銀鉱山の開発のためにスペイン人によって建設された都市であるが,それ以前にすでにアステカ族の都市が存在していた。テグシガルパは原住民語で〈銀の山〉を意味する。1880年にホンジュラスの首都となった。1938年,南のコマヤグエラComayagüela市を吸収した。大統領官邸,ホンジュラス国立自治大学(1847設立)等があるが,工業活動はあまり集中していない。同国各地とは道路で結ばれているが,首都としては珍しく鉄道が通っておらず,郊外4kmにあるトンコンティン国際空港が重要な役割を果たしている。
執筆者:山崎 カヲル
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中央アメリカ、ホンジュラスの首都。標高1000メートル前後の盆地に位置し、南、東、西の三方を山に囲まれる。人口76万9061(2001)。気候は高原地帯のためにしのぎやすい。スペイン植民地時代、鉱山町として建設された。地名はインディオ語で銀山を意味する。市の中央を貫流するチョルテカ川により市街はコマヤグエラ地区とテグシガルパ地区に二分されている。コマヤグエラ地区はいまもなお植民地時代のおもかげをとどめる。鉄道が敷設されていないため、主要地域とは道路で結ばれ、航空路が重要な交通手段となっている。中米共同市場の創設に伴い1961年5月に設立された中米経済統合銀行の本部がある。
[栗原尚子]
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…正式名称=ホンジュラス共和国República de Honduras∥Republic of Honduras面積=11万2088km2人口(1996)=561万人首都=テグシガルパTegucigalpa(日本との時差=-15時間)主要言語=スペイン語(公用語)通貨=レンピラLempira中央アメリカ中部にある共和国で,北部はカリブ海に,南部ではフォンセカ湾で太平洋に面しており,西でグアテマラ,南西でエルサルバドル,南東でニカラグアと国境を接している。国名はスペイン語の〈深みhondura〉に由来するといわれている。…
※「テグシガルパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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