日本大百科全書(ニッポニカ) 「テレ・ホート」の意味・わかりやすい解説 テレ・ホートてれほーとTerre Haute アメリカ合衆国、インディアナ州西部、ウォバッシュ川東岸の都市。人口5万9614(2000)。1811年先住民の集落につくられた同市は、インディアナポリスやシカゴなど周辺大都市を結ぶ中間地点にあたり、東西・南北の交通の要衝として発展した。また、背後に石油産地、肥沃(ひよく)な土地を利用しての農業地帯を控えて、多種農産物の集散・市場・加工地として繁栄する。食品、農業機械・器具、鉄鋼、アルミ、薬品、衣料など各種工業も盛んである。インディアナ州立大学(1865創立)の所在地でもある。市名はフランス語の「高台」を意味する。[作野和世] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テレ・ホート」の意味・わかりやすい解説 テレホートTerre Haute アメリカ合衆国,インディアナ州西部,インディアナポリスの西南西約 120km,ウォバッシュ川に面する都市。かつてはインディアン諸族の集結地であったが,19世紀中頃に国道,ウォバッシュ=エリー運河,リッチモンド鉄道などの開通により交通の要衝となった。 1853年市制施行。 75年以後近くに瀝青炭をはじめとする鉱物資源が発見され,工業都市として発展。鉄鋼業を主とする中西部の工業の中心となった。人口5万 7483 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報