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魚眼石(読み)ぎょがんせき(英語表記)apophyllite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

魚眼石
ぎょがんせき
apophyllite

正方晶系に属する鉱物。 KFCa4(Si8O20)・8H2O 。無色,または白色,ときに淡紅色。ガラス光沢硬度 4.5~5,比重 2.33~2.37。柱面がよく発達し縦に条線がある。劈開底面に完全。沸石類とともに火山岩の気孔中などに産するほか,熱水鉱床の脈石鉱物として産する。

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大辞林 第三版の解説

ぎょがんせき【魚眼石】

澄んだ透明な青色などの美しい鉱物。フッ素魚眼石やソーダ魚眼石などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

魚眼石
ぎょがんせき
apophyllite

層状珪(けい)酸塩鉱物の一種で、沸石類に外観は似るが、やや硬度が大きい。正方錐(せいほうすい)状または正方板状の結晶をすることが多い。フッ素よりヒドロキシ基の多いものが発見されてからは、この種を水酸魚眼石として別種に扱っている。一方、従来知られていたものはフッ素魚眼石とよばれ、現在では魚眼石は両者をさすグループ名として使われる。カリウムをナトリウムで置換されたフッ素魚眼石はソーダ魚眼石とよばれ、岡山県備中(びっちゅう)町(現高梁(たかはし)市)山宝(さんぽう)鉱山(閉山)で世界唯一の産出があった。普通、魚眼石グループは正方晶系に属するが、一部に斜方晶系のものがある。また、ソーダ魚眼石は斜方晶系に属する。玄武岩、安山岩、凝灰岩などの空隙(くうげき)中、花崗(かこう)岩ペグマタイト中、スカルン中に各種沸石、方解石などと共生して産する。熱すると薄片となって剥離(はくり)しやすいので、英名はその意味のギリシア語から命名された。[松原 聰]

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