ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニジキジ」の意味・わかりやすい解説
ニジキジ
Lophophorus impejanus; Himalayan monal
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広義には鳥綱キジ目キジ科ニジキジ属に含まれる鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。この属Lophophorusには3種があり、全長約70センチメートル、キジ類としては尾が短いが、羽色は名のとおり多彩である。ヒマラヤからチベット、ミャンマー(ビルマ)の山岳森林にすみ、おもに地上を歩きながら草の種子や根、昆虫などをとって食べる。5、6月の繁殖期になると、雄は尾を広げて立て、クジャクのようなディスプレーをする。地上に簡単な皿形の巣をつくり、5~6個の卵を産む。抱卵や育雛(いくすう)は雌だけが行う。秋から冬にかけては、数羽の群れで生活していることが多い。警戒心が非常に強く、観察は容易ではない。動物園などで飼われることがある。
種としてのニジキジL. impeyanusはヒマラヤにすみ、この類のなかではもっとも広い分布域をもつ。
[樋口広芳]
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...