ので

精選版 日本国語大辞典「ので」の解説

の‐で

〘接助〙 (格助詞「の(一)①」に断定の助動詞「だ」の連用形の付いてできたもの。→補注(1)) 活用語の連体形を受け、順接条件としての原因・理由を示す。→補注(2)。
※歌舞伎・好色伝受(1693)中「会ひたいと思ふので、殿の御座るも眼が付かなんだ」
[補注](1)語源については「の」に格助詞の「で」が付いたものとする説もある〔「助詞助動詞詳説」など〕。
(2)「から」との違いについては、「から」が二つの事柄に主観的に因果関係を持たせるのに対し、「ので」は客観的な必然の因果関係、自然の流れのようなものを追うのに用いられるという〔永野賢「『から』と『ので』はどう違うか」(国語と国文学‐昭和二七年三月)〕。
(3)まれに文頭に来て接続詞的に用いられる。「無頼の青年であった。ので高木は母とともに」〔それから〈夏目漱石〉三〕など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「ので」の解説

の‐で[連語]

[連語]《準体助詞「」+断定助動詞」の連用形》…のもので、…のことで、の意を表す。「これは私のでのはあれだ」

ので[接助]

[接助]《準体助詞「」+格助詞」から》活用語の連体形に付く。あとの叙述の原因・理由・根拠動機などを表す。「辛い物を食べたので、のどが渇いた」「朝が早かったので、ついうとうとする」「盆地なので、夏は暑い」
[補説]近世中ごろから用いられ、明治に入って一般化した。また、前件が理由となって後件のような結果の生じることが、だれの目から見ても当然と思われるような場合に用いられるとされる。「から」に比べるとあらたまった感じを伴うが、くだけた表現の場合、「あまり暑いんで閉口した」のように「んで」となることもある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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