のろ(祝女)(読み)のろ

世界大百科事典 第2版「のろ(祝女)」の解説

のろ【のろ(祝女)】

奄美,沖縄で村落の神人を支配し公的祭祀をつかさどる神女。ノロはノロ殿内(どんち)に住み,火の神や御嶽(おたけ∥うたき)の神の祭祀を通して領内の人々の繁栄や平和を祈る。早く伊波普猷(いはふゆう),柳田国男,折口信夫らが日本の古い宗教形態を示すものとして注目した。ごく古い時代には,その村落の草分けの家の主人が根人(につちゆ),その姉妹が根神(にがみ)として祭祀を主宰していたと考えられる。8,9世紀以降にこのなかから複数の村落を支配する按司あじ)が出現すると,その姉妹はノロと呼ばれ祭祀を轄するようになる。

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世界大百科事典内ののろ(祝女)の言及

【沖縄[県]】より

…面積=2266.04km2(全国44位)人口(1995)=127万3440人(全国32位)人口密度(1995)=562人/km2(全国10位)市町村(1997.4)=10市16町27村県庁所在地=那覇市(人口=30万1890人)県花=デイゴ 県木=リュウキュウマツ 県鳥=ノグチゲラ日本の最南西に位置し,沖縄島(本島)ほか160の島々からなる島嶼(とうしよ)県で,そのうち40島が有人島,他は無人島である。…

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