ハシボソガラス
Corvus corone; carrion crow
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ハシボソガラス
はしぼそがらす / 嘴細鴉
carrion crow
[学] Corvus corone
鳥綱スズメ目カラス科の鳥。全長約50センチメートル。全身黒色。ヨーロッパからヒマラヤ以北のアジアと西アジアに広く分布する。ただし、北欧と中欧からシベリア中部までのものは後頸(こうけい)、背、胸、わき、腹が淡いねずみ色で、ズキンガラスC. cornixという別種とされることもある。ハシブトガラスとともに日本全国で普通にみられる2種のカラスの一つで、おもに農村地域にすむ。
[浦本昌紀]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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百科事典マイペディア
「ハシボソガラス」の意味・わかりやすい解説
ハシボソガラス
カラス科の鳥。翼長32cm。全身黒色。ハシブトガラスにくらべくちばしが細めで,額が盛り上がっていない。ユーラシアの温帯以北とアフリカ北部に広く分布。日本では全国に留鳥として生息。農耕地,原野,漁村などにすむが,ハシブトガラスと異なり大都会には見られない。生態はハシブトガラスに似るが,都会のゴミへの依存は少ない。
→関連項目カラス(烏)
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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ハシボソガラス
学名:Corvus corone
種名 / ハシボソガラス
目名科名 / カラス科
解説 / 都会には少なく、農耕地に多く生息しています。雑食性ですが、ハシブトガラスより植物の種子などをよく食べます。
全長 / 50cm
食物 / 動物質のもの、種子など
分布 / 九州以北にすむ留鳥
環境 / 農耕地、川、海岸
鳴声 / ガー、ガー
出典 小学館の図鑑NEO[新版]鳥小学館の図鑑NEO[新版]鳥について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のハシボソガラスの言及
【カラス(烏∥鴉)】より
…スズメ目カラス科カラス属Corvusの鳥の総称。日本人が一般にカラスと呼んでいる鳥は,日本の各地で繁殖しているハシボソガラスCorvus corone(イラスト)とハシブトガラスC.macrorhynchos(イラスト)である。ハシボソガラスは旧北区のほぼ全域に分布し,日本では九州以北で繁殖。…
※「ハシボソガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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