ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バレット」の意味・わかりやすい解説
バレット
Barreto, Afonso Henriques de Lima
[没]1922.11.1. リオデジャネイロ
ブラジルの小説家。白人とインディオとの混血。ペドロ2世高校に学び,ジャーナリスト,公務員などをつとめた。神経症に悩み,しばしば入院生活をおくった。生前にはほとんど認められなかったが,今日ではブラジルの最も価値ある小説家の一人とされる。リオデジャネイロの生活を描いた風俗小説が中心。代表作『書記イザイーアス・カミーニャの思い出』 Recordações do Escrivão Isaías Caminha (1909) ,『ポリカルポ・クアレズマの悲しい最期』 Triste Fim de Policarpo Quaresma (15) ,短編集『物語と夢』 Histórias e Sonhos (20) 。
バレット
Barreto de Meneses, Tobias
[没]1889.6.26. レシフェ
ブラジルの詩人。 1869年レシフェ大学法学部を卒業。ペルナンブコ州の奥地エスカーダで弁護士,新聞記者をつとめ,82年母校の教授となる。若い学生たちに与えた影響は大きい。『昼と夜』 Dias e Noites (1881) などの作品があり,C.アルベスとともに高尚で誇張的な文体を特色とするコンドレイリズムの創始者。『全集』 Obras Completas (5巻,1926) 。
バレット
Barrett, Lawrence
[没]1891.3.20. ニューヨーク
アメリカの俳優。子役でデビュー,その後 W.バートンのメトロポリタン劇場などに出演,シェークスピア作品を得意とした。長年 E.ブースと共演,ブースのブルータスを相手に演じたキャシアスなどが有名。著書にブースの伝記"Edwin Booth and His Contemporaries" (1886) がある。
バレット
balletto
バレット
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