改訂新版 世界大百科事典 「バンクシア」の意味・わかりやすい解説
バンクシア
Australian honeysuckle
Banksia
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ヤマモガシ科(APG分類:ヤマモガシ科)バンクシア属の総称。半耐寒性の高木または低木。オーストラリア原産。葉は、縁(へり)に深い鋸歯(きょし)があるものや波状のもの、表面は緑色で裏面に銀白色の綿毛が密生するもの、羽状分裂形のものなど、種々の形がある。開花期は春から初夏が多く、花もちは長い。花は頂生または腋生(えきせい)し、原産地では地上1メートルくらいから着生する。花穂は長さ10~30センチメートル、太さ5~9センチメートル。花色は橙(だいだい)、黄、赤、紫色などがある。夏季は高温多湿を嫌うので、とくに排水のよい用土を使用する。冬季は2~3℃を維持する。繁殖は実生(みしょう)がよく、挿木は困難である。
[吉次千敏 2020年4月17日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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