事典 日本の大学ブランド商品 「パシオン」の解説
パシオン
滋賀医科大学(滋賀県大津市)の大学ブランド。
医療廃棄物を安全に化学分解する装置。感染の危険性があるガーゼや注射器などの医療廃棄物は、焼却・埋立などによって処理されているが、処理費の増大や埋立地の不足、それに伴う不法投棄など多くの問題が指摘されていた。そこで、谷徹教授は草津電機株式会社(草津市)との共同研究により加熱酸化チタンの触媒反応を利用して医療廃棄物を水や炭酸ガスに分解・無害化する装置を開発。従来の処理方法に比べてダイオキシン類やCO2排出量が抑えられるため、環境に優しくわずかな電気代で運転ができる。月に10tの処理能力があり、CO2削減効果は年間19~45t。草津電機株式会社取り扱い。なお、「パシオン\Pacion」は2008(平成20)年3月に商標登録済(第5119369号)。権利者は、草津電機株式会社。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報