パンパイプ(読み)ぱんぱいぷ(英語表記)panpipes 英語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パンパイプ」の意味・わかりやすい解説

パンパイプ
ぱんぱいぷ
panpipes 英語
Panflöte ドイツ語

長さの異なる数本の管を束ねたり、あるいは筏(いかだ)形に並べて固定した気鳴楽器総称。管は閉管のことが多いが、開管のものもある。材質は葦(あし)、竹、木、粘土金属などで、吹口になるほうの端は細工して、エッジを切ってあることもある。この端の部分に息を吹き当てて音を出す。吹く管をかえることによって異なる音高を得る。この種の楽器は中国の簫(しょう)をはじめ、ヨーロッパ、東南アジアオセアニア、南アメリカなど各地にある。なお、ヨーロッパ諸国語での名称は、ギリシア神話の半獣神パンの笛に由来している。

[卜田隆嗣]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンパイプ」の意味・わかりやすい解説

パンパイプ

「パンの笛」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報