びしょびしょ(読み)ビショビショ

デジタル大辞泉 「びしょびしょ」の意味・読み・例文・類語

びしょ‐びしょ

[副]雨が絶え間なく降りつづくさま。「びしょびしょ(と)降る雨」
[形動]全体がすっかりぬれてしまうさま。ひどくぬれて水分を多く含んでいるさま。びっしょり。「汗でシャツがびしょびしょになる」
アクセントショビショ、はビショビショ
[類語]ぐしょぐしょびたびた・びしゃびしゃ・びちゃびちゃぐっしょりびっしょりしっぽりしとどぐちょぐちょぐしゃぐしゃぐじゃぐじゃぐちゃぐちゃびしょ濡れぐしょ濡れずぶ濡れ濡れ鼠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「びしょびしょ」の意味・読み・例文・類語

びしょ‐びしょ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 雨がたえまなく降るさまを表わす語。つゆの長雨のように降り続いて、空気もしめっぽく、気持もめいるような降り方にいう。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「昼少し下る頃より雨となッて、びしょびしょと降り出したので」
② 雨や水にぬれ通るさま、また、ぬれ通って、しずくがたれるさまなどを表わす語。
※俳諧・俳諧勧進牒(1691)下「たこよくあげて子に渡すらん〈其角〉 びしょびしょと雪間はゆるき日陰にて〈里東〉」
[2] 〘形動〙 雨や水などに、しぼるほどひどくぬれるさま。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「さかづきをひッくりかへしてよそゆきのまへかけをびしょびしょだヨ」

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