ブラッドストリート(その他表記)Anne Bradstreet

改訂新版 世界大百科事典 「ブラッドストリート」の意味・わかりやすい解説

ブラッドストリート
Anne Bradstreet
生没年:1612-72

アメリカの女流詩人。ピューリタンで,のち植民地の総督になった父や夫とともに1630年イギリスからマサチューセッツに移住した。初期の詩は彼女の読んだ旧大陸の詩人たちの模倣の域をあまり出なかったが,50年ロンドンで出版された《十番目の詩神》で注目された。彼女の本領は家族についての詩や〈瞑想〉など,アメリカでの体験にもとづいた詩にある。彼女は詩人としての自覚をもって詩作した英語世界における最初の女流詩人でもあった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラッドストリート」の意味・わかりやすい解説

ブラッドストリート
ぶらっどすとりーと
Anne Bradstreet
(1612?―1672)

植民地時代のアメリカの女流詩人。自由な文化的環境で育ち、父は清教徒で、リンカーン伯爵の執事であった。16歳で結婚、18歳のおりにイギリス、ノーサンプトンからニューイングランドへ父や夫とともに移住、父も夫もマサチューセッツ湾植民地の総督となる。悲惨な辺境地の生活で慰みを求めて作詩。義理の弟が、作者の詩集『アメリカに最近現れた十番目の詩神』(1650)をロンドンで出版した。作者の長詩はスペンサー、シドニー、ローリー、デュバルタスの影響で、視野が狭く、弱々しいが、短詩は優れている。

[紣川 羔]

『吉津成久著『アメリカ詩の原点――Anne Bradstreetの人生の詩』(1977・学書房出版)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラッドストリート」の意味・わかりやすい解説

ブラッドストリート
Bradstreet, Anne (Dudley)

[生]1612頃.ノーサンプトン
[没]1672.9.16. マサチューセッツ,アンドーバー
アメリカ草創期の女流詩人。イギリスに生まれ,1630年一家とともに移民団に加わってマサチューセッツ植民地に移住,厳しい自然条件のなかで8人の子供を育て,また植民地総督の妻として多忙な生活をおくりつつ,数千行に上る詩を書いた。自然詩や家庭生活をうたった詩に佳作が多い。詩集『10番目の詩神』 The Tenth Muse Lately Sprung Up in America (1650) 。

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