ブルー山脈(読み)ブルーさんみゃく(英語表記)Blue Mountains

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルー山脈」の意味・わかりやすい解説

ブルー山脈
ブルーさんみゃく
Blue Mountains

ジャマイカ東部にある山脈。ジャマイカ島中央部を東西に連なる脊梁山脈の東部をなし,キングストンの北から東岸まで約 50kmにわたって延びる。森林に覆われ,中部に最高峰ブルーマウンテン峰(2256m)がある。斜面ではコーヒーノキが栽培され,世界で最も高価なコーヒーの一つである「ブルーマウンテン」の産地として知られる。東のジョンクロウ山脈,西のポートロイヤル山脈とともにブルー・ジョンクロウ山脈国立公園を形成する。2015年,ジョンクロウ山脈とともに世界遺産複合遺産に登録された。

ブルー山脈
ブルーさんみゃく
Blue Mountains

アメリカ合衆国,オレゴン州中部から北東方向に延び,ワシントン州南東部にいたる山脈。全長約 300km,最大幅約 100km,平均標高約 2000m。隆起褶曲を繰返し浸食を受けた溶岩台地から成り,オールドリッチ,ストロベリー,エルクホーンなどの峰がある。最高点ロック・クリーク・ビュート (2775m) 。かつては金,銅,クロムなどを産出。山地斜面はマツ,ダグラスモミの森林におおわれ,山麓や周囲の平原では農業が行われる。

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