ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペレイラ」の意味・わかりやすい解説
ペレイラ
Pereira, Nuño Àlvares
[没]1431.4.1. リスボン
ポルトガルの軍人。 1383年国王フェルナンド1世 (端麗王)の死後,王位継承権を主張するカスティリアに対して,ポルトガルの独立を守るため未来の王アビス騎士団長ジョアン (のちのジョアン1世〈名王〉 ) を助けてその即位に尽力し,85年アルジュバロタの戦いではポルトガル軍を指揮してカスティリア軍を破り,ポルトガルの独立を守った。 1415年にはセウタ征服に参加。 23年すべての位官を捨ててリスボンでカルメル派の修道士となった。彼の娘ベアトリスはジョアン1世の子アフォンソと結婚,ブラガンサ公家の始祖となった。
ペレイラ
Pereira, Aristides Maria
カーボベルデの解放運動指導者,政治家。電気通信技師を経て解放運動に身を投じ,1956年ギニア・カーボベルデ独立アフリカ党 PAIGC (現カーボベルデ独立アフリカ人党 PAICV) の創設に参画。以後 70年まで同党政治局および中央委員会委員。 64年同党副書記長,65年戦闘評議会委員を兼任。 70年保安・統制・対外関係担当執行委員会委員。 72年党書記長。 75年7月カーボベルデ独立とともに初代大統領に就任。 PAICVの一党制のもとで,86年に大統領に3選されたが,1990年代に入って民主化要求が強まったため 90年9月に複数政党制に移行。 91年2月の大統領選挙で惨敗した。
ペレイラ
Pereira
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