ポルトマン(読み)ぽるとまん(英語表記)Adolf Portmann

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポルトマン」の意味・わかりやすい解説

ポルトマン
ぽるとまん
Adolf Portmann
(1897―1982)

スイスの動物学者、人類学者。バーゼルに生まれ、バーゼル大学卒業後、ミュンヘンパリベルリンの各大学や各地臨海実験所鳥類哺乳(ほにゅう)類、海産動物の比較形態学、比較発生学を研究。1931年バーゼル大学教授、1947年同学長となる。生物学を基礎とした人間論、教育論、芸術論をも展開し、またゲーテの研究家としても著名である。主著に『脊椎(せきつい)動物比較形態学』(1976)、『生命あるものについて』(1973)などがある。

[八杉貞雄]

『八杉龍一訳『生命あるものについて』(1976・紀伊國屋書店)』『島崎三郎訳『脊椎動物比較形態学』(1979・岩波書店)』

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