中部アフリカの大西洋岸にある赤道ギニア共和国の首都。人口9万(2003)。1973年までサンタ・イサベルSanta Isabelとして知られていた。ビオコ島(旧,フェルナンド・ポー,その後一時マシアス・ヌグエマ・ビヨゴ島と呼ばれた)北岸にある港湾都市でもあり,カカオ,コーヒー,ヤシ油,木材などが主要な輸出品である。同国の領土・人口の大部分を南東方に海を隔てて分かれている大陸側のムビニ(旧,リオ・ムニ)が占めるが,マラボには国際空港もあって同国の政治,文化の中心として機能している。1827年にイギリスが奴隷貿易を取り締まるための海軍基地として建設した港で,その後スペイン領となり,1968年に赤道ギニアとして独立後,首都となった。
執筆者:西野 照太郎
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…正式名称=赤道ギニア共和国República de Guinea Ecuatorial面積=2万8051km2人口(1996)=40万人首都=マラボMalabo(日本との時差=-8時間)主要言語=スペイン語,ファン語,ブビ語通貨=CFA(中部アフリカ金融協力体)フランFranc de la Coopération Financière en Afrique Centraleアフリカ大陸中西部,ギニア湾に面したムビニMbini(旧,リオ・ムニRío Muni)とギニア湾上のビオコBioko島(旧,フェルナンド・ポーFernando Póo島)などの島からなる共和国。首都マラボ(旧,サンタ・イサベル)のあるビオコ島は大陸の最も近い海岸から約35km離れた火山島であるが,ムビニは大陸部にある飛地で,カメルーンとガボンとに囲まれている。…
※「マラボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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