日本大百科全書(ニッポニカ) 「メース」の意味・わかりやすい解説 メースめーすmace ニクズク(ニクズク科(APG分類:ニクズク科)の常緑高木)の果実からとる香辛料。熟した果実を割ると黒い殻を覆った鮮紅色疎網状の仮種皮が出てくる。この仮種皮を乾燥したものがメースで、殻の中の種子がナツメグである。香味はナツメグに似るが、刺激性も少なく、より甘い上品な感じでヨーロッパではメースのほうが高価に取引される。パウンドケーキ、ミートソース、詰め物、オイスターシチューなどに用いられる。[齋藤 浩 2018年7月20日][参照項目] | ナツメグ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メース」の意味・わかりやすい解説 メースMace 1958年から生産されたジェットで推進するアメリカの地対地ミサイル。核頭部をもつ。「マタドール」を改良したもの。メースBは,同じように「マタドール」を改良した中距離の誘導巡航ミサイルであるが,すでに旧式化し,廃棄された。メースBは沖縄に配備されていたが,返還に際し撤去された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報