ラワルピンディ(読み)らわるぴんでぃ(英語表記)Rawalpindi

デジタル大辞泉 「ラワルピンディ」の意味・読み・例文・類語

ラワルピンディ(Rawalpindi)

パキスタン北東部、パンジャブ州商業都市。古くから交易拠点として栄え、英国統治時代には西インド最大の軍事拠点となり、現在はパキスタン軍司令部が置かれる。首都イスラマバード建設中の1959~1969年には暫定的首都。精油工業も行われる。人口、行政区141万(1998)。ラーワルピンディー

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精選版 日本国語大辞典 「ラワルピンディ」の意味・読み・例文・類語

ラワルピンディ

  1. ( Rawalpindi ) パキスタン北部の都市カシミールアフガニスタンを結ぶ交通要地にある。イスラマバード建設中の一九五九~七〇年、暫定的な首都であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラワルピンディ」の意味・わかりやすい解説

ラワルピンディ
らわるぴんでぃ
Rawalpindi

パキスタン北部、パンジャーブ州北西端にある都市。人口140万6214(1998)、209万8231(2017センサス)。パンジャーブ地方からカイバー峠を経てアフガニスタンに至る交通路と、カシミールに至る交通路の交会点として、独立以前には交通・軍事上の要衝であった。イギリス領時代には帝政ロシア南下政策に備えるため、インド最大の軍事基地が置かれた。現在もパキスタン軍司令部が所在する。北方の旧市と南方の新市からなり、旧市には農産物や各種消費財を集散するバザールが連なり、新市には兵営地区、官庁、高級住宅地が広がっている。新首都イスラマバード建設中の1959~1970年には、暫定的に首都となった。周辺には、兵器電機化学などの諸工業が立地し、また南西方のドゥーリア油田からパイプラインで供給される原油をもとに、石油精製所も建設されている。市の外延的拡大とともに、北東約10キロメートルにあるイスラマバードと合体した複合都市へと成長しつつある。

[応地利明]

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百科事典マイペディア 「ラワルピンディ」の意味・わかりやすい解説

ラワルピンディ

パキスタン北東部の都市。鉄道の要地で,車両,鉄鋼,化学,精油,家具,製粉などの工業が行われる。1849年英領となって以後軍事上の要地として発展,現在陸軍総司令部所在地。北方約10kmに建設されたイスラマバード完成まで,暫定首都であった。227万5000人(2012)。

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