イスラマバード(読み)いすらまばーど(その他表記)Islamabad

翻訳|Islamabad

デジタル大辞泉 「イスラマバード」の意味・読み・例文・類語

イスラマバード(Islamabad)

パキスタン‐イスラム共和国首都。1959年から同国北東部、ラワルピンディの北に建設され、1967年に新首都となる。ギリシャの建築家コンスタンティノス=ドクシアディスによって設計された、碁盤目状の街区をもつ計画都市として知られる。人口、行政区53万(1998)。

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精選版 日本国語大辞典 「イスラマバード」の意味・読み・例文・類語

イスラマバード

  1. ( Islamabad ) パキスタンイスラム共和国の首都。インダス川上流に建設され、一九六七年に首都となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イスラマバード」の意味・わかりやすい解説

イスラマバード
いすらまばーど
Islamabad

パキスタン北部にある同国の首都。パンジャーブ州北西部、ラワルピンディの北東約10キロメートルにある。人口52万9180(1998)、101万4825(2017センサス)。北方ヒマラヤ山脈を望み、標高500~600メートルの緩やかに起伏する高原上に位置し、気候は内陸式である。降水量はこの地方では比較的多く、年間900ミリメートルに達する。

 1959年以後、現在のバングラデシュを含む東西両パキスタン統合の象徴として計画的に建設された都市で、イスラマバードとは「イスラムの都市」を意味する。1967年1月、それまでの暫定的首都ラワルピンディにかわって首都となった。基本設計はギリシア人コンサルタントにより作成され、高原の凹部を利用して中央に人工湖を建設し、その周囲に1マイル(1.6キロメートル)間隔の規則的な方格状ブロックを設けた。北部は大統領官邸、国会議事堂、諸官庁、各国大使館などの官庁地区に、南西部は住宅地区に、南東部は商工業地区に、また周辺は、国立大学、諸研究所、国立競技場などを含む国立公園地区にあてられている。将来はラワルピンディと合体した大都市の形成を目ざしている。南西約40キロメートルには、イスラマバード国際空港がある。

[応地利明]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イスラマバード」の意味・わかりやすい解説

イスラマバード
Islāmābād

パキスタンの首都。同国北東部ポトワル高原上の前首都ラワルピンディーの北東 14km,標高 450~600m,マルガラ丘陵(標高 900~1500m)を背に位置する。7~8月は暑く気温は 40℃をこえるが,1~2月は 0℃になることもあり,降雪もみられる。アユーブ・カーン大統領が任命した建設地選定委員会の結論(1959)に基づいて 1961年から建設された計画都市で,1969年に首都になった。道路が碁盤割りに整備され,国会議事堂,政府庁舎,在外公館などが整然と配置されている。イスラマバード大学(1976クァイディ・アザム大学に名称変更)などの文教施設もある。郊外に国際空港がある。首都圏面積 906km2。人口 83万2000(2009推計)。

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百科事典マイペディア 「イスラマバード」の意味・わかりやすい解説

イスラマバード

パキスタンの首都。ラワルピンディ北方約10km,ポトワル高原の北端に位置する。標高500〜600m。新首都として計画され,1958年建設開始,1970年ほぼ完成。ウルドゥー語で,〈イスラムの町〉の意味。116万1000人(2012)。
→関連項目パキスタン

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