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軟着陸 なんちゃくりくsoft landing

翻訳|soft landing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軟着陸
なんちゃくりく
soft landing

人工衛星や宇宙船,無人探査機などの宇宙機が,地球や月,その他の天体上に安全に着陸すること。激突する場合の硬着陸に対する語。大気のない月や火星着陸するには,逆推進ロケットを噴射して減速するが,地球や金星など大気がある場合は,パラシュートを使うことができる。史上初めて月への軟着陸に成功したのは,1966年1月打上げのソ連のルナ9号。アメリカでは 66年5月のサーベイヤ1号が初めて成功した。

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デジタル大辞泉の解説

なん‐ちゃくりく【軟着陸】

[名](スル)
宇宙船などが、惑星などの重力に対して、衝撃を受けないように減速しながら着陸すること。ソフトランディング。「月面軟着陸する」
高成長を安定へ導く過程で、不況などを招かないように徐々に成長速度を低下させる経済政策。ソフトランディング
交渉やもめ事で、無理に言い分を通そうとせず、よく話し合って結論を出すこと。ソフトランディング。「選挙を控え懸案解決に軟着陸をはかる」

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百科事典マイペディアの解説

軟着陸【なんちゃくりく】

月探査機,惑星探査機や宇宙船が地球,月その他の天体に,積載した人員計器損傷を与えないよう,速度をゆるめ衝撃を和らげながら着陸すること。大気のないところではロケットの逆噴射により減速し,大気があればパラシュートも利用できる。

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世界大百科事典 第2版の解説

なんちゃくりく【軟着陸 soft landing】

月・惑星探査機や宇宙船が,搭載機器や人間の耐えられるような低相対速度で目的の天体に着陸すること。軟着陸することによって,その過程での近接撮影気象観測をはじめ生物探査実験などさまざまな天体上での活動が可能になり,多くの情報を得ることができるようになった。軟着陸の方法は,着陸する天体の条件によって異なったものとなる。例えば,月では大気がないためにロケットエンジンを月面に向けて逆噴射することだけで減速しなければならない。

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大辞林 第三版の解説

なんちゃくりく【軟着陸】

( 名 ) スル
宇宙船などが、衝撃を受けないように減速しながら静かに着陸すること。ソフト-ランディング。
決着を強引にはかるのではなく、根回しを十分に行なって慎重に事を進めること。

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