コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アウソニウス アウソニウス Ausonius, Decimus Magnus

3件 の用語解説(アウソニウスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アウソニウス
アウソニウス
Ausonius, Decimus Magnus

[生]310頃.ボルドー
[没]393頃
ローマ帝政末期の詩人,キリスト教徒の世俗文学の始祖。ボルドーで文法修辞の教師を 30年つとめてから,のちの皇帝グラチアヌスの師傅となり,対ゲルマニア戦に参加。属州各地の知事を歴任,379年執政官に任じられ,引退後は故郷で文筆に専念。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

アウソニウス【Decimus Magnus Ausonius】

310ころ‐394ころ
ローマ帝政後期の文人。ガリアのブルディガラ(現,ボルドー)に医師の息子として生まれる。トロサ(現,トゥールーズ)とブルディガラで教育を受けたのち,335年ころからブルディガラで文法と修辞学を教え,法廷弁論も行うかたわら,詩歌で名声を博した。365年ころウァレンティニアヌス1世に息子グラティアヌス家庭教師として採用され,368年には父子の対アラマンニ戦に同行した。グラティアヌス即位後重用され,ガリア道長官(378ころ),コンスル(379)を歴任,一族も高位に就いた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アウソニウス
あうそにうす
Decimus Magnus Ausonius
(310ころ―395ころ)

ローマ帝政末期の詩人。キリスト教徒の世俗文学の始祖。ボルドーに生まれ、後の皇帝グラティアヌスの家庭教師、ガリア総督、執政官を歴任。帝国崩壊の危機にも、当時流行のキリスト教の神学的議論にも関心を示さず、古典文学の伝統の表面的な継承と模倣に終始した。モーゼル川を嘆賞した叙事詩形の『モセルラ』が名高い。[中山恒夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のアウソニウスの言及

【パウリヌス[ノラの]】より

…ガリアの元老院貴族層の出身。同階層の年長の詩人アウソニウスの指導と親交を得,イタリアのカンパニア州総督となる(381)。384年ガリアに帰還,スペイン出身の富裕な婦人テラシアと結婚したが,家族の悲劇などから389年キリスト教の洗礼を受けてスペインに行き,さらに395年テラシアとともにカンパニアのノラNolaに移り,その地の殉教者聖フェリクスの祠を守る修道士となり,テラシアの死後,409年ノラの司教に叙任された。…

【パウリヌス[ペラの]】より

…ガリアのブルディガラ(現,ボルドー)の貴族。アウソニウスの孫。富裕のうちに教養を身につけた少青年期のあと,ガリアに侵入したバンダル,西ゴート,アラン諸部族のなかにあって苦労し,財産を失い,ギリシア(マケドニアのペラPella)に逃れた。…

【ラテン文学】より

… 世俗文学も,往年の光輝はないけれども,4世紀後半から5世紀前半にかけて再生し,タキトゥス以後の歴史を執筆したアンミアヌス・マルケリヌス,ローマ史の概要を書いたエウトロピウスEutropius,皇帝伝のアウレリウス・ウィクトルAurelius Victorなどの歴史家が出た。しかし世界史概要を著したオロシウスはアウグスティヌスの影響を受け,叙事詩の韻律で《モーゼル川》を書いた詩人・修辞学者アウソニウスは,キリスト教徒であって,キリスト教徒による世俗文学の開祖とされるように,世俗文学の側からもキリスト教との握手が始まっている。古代ローマ精神の復活を図る世俗作家たちの代表格だった雄弁家シンマクスは,キリスト教に反対してアンブロシウスと論争し,また古典を学んでローマをたたえた詩人ルティリウス・ナマティアヌスも反キリスト教的であったが,しかし異教最後のラテン詩人クラウディアヌスには,もうそのような反抗はみられない。…

※「アウソニウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

アウソニウスの関連キーワードСердикаジョゼッペ・ガリバルディボルディ岩アエギディウスアルウァンドゥスパウリヌス[ペラの]ユガティオフェルディナント[1世](ブルガリア)ブルディガラローマ帝政前期

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone