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アカバナ(赤花) アカバナEpilobium pyrricholophum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカバナ(赤花)
アカバナ
Epilobium pyrricholophum

アカバナ科の多年草で,各地の山野の水湿地に生える。横に走る地下茎から高さ 30~60cmの茎が直立する。茎は分枝し細かい毛をもつ。葉は対生し,卵状長楕円形,縁に鋸歯がある。夏に,淡紅紫色4弁の花を開く。花に柄はないが,下位の子房が細長いので柄のようにみえる。同属のヤナギランは高さ 80~150cmになり,葉は互生する。茎の頂部に総状花序をつけ,多数の紅紫色の花が美しく開く。山火事のあとなどに大きな群落をつくることがある。このほか同属のものとして,イワアカバナ,ミヤマアカバナ,オオアカバナなど多くの種がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アカバナ【アカバナ(赤花) willowherb】

アカバナ科の多年草(イラスト)。平地から低山帯まで,湿地にはふつうに群生している。北海道(渡島半島)から九州まで広く分布し,朝鮮や中国にもある。茎,子房,萼裂片は花期にも紅紫色をおび,花がすむと赤色の草もみじが美しく,赤花の名がついた。高さ30~60cm,地下茎は垂直にのび,節ごとに細い匍匐(ほふく)枝を出す。地上茎はほとんど分枝せず,白色の細屈毛をつけ,花柄および子房には腺質の直毛が多い。葉は対生し,10~20対。

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世界大百科事典内のアカバナ(赤花)の言及

【ヤナギラン(柳蘭)】より

…ヤナギランは,日本のほか北半球の北部全域に広く分布している。英名をrosebay,willow herb,fireweed,wicopyという。茎は高さ0.5~1m,あまり分枝しない。…

※「アカバナ(赤花)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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