アクチュアリー(英語表記)actuary

翻訳|actuary

世界大百科事典 第2版の解説

アクチュアリー【actuary】

保険数理の専門家のことをいい,数理統計学を基礎に死亡率,事故発生率等の計算,保険料の算出,積立金の評価,契約者配当金の計算等を担当する。その職務は保険数理の分野にとどまらず,近時長期経営計画の立案,営業活動の調査分析等経営全般にかかわる諸問題と密接な関係をもつようになってきている。 保険数理の専門家としてアクチュアリー(元来の意味は(法廷の)記録係,書記)の地位が築かれたのは19世紀に入ってからである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

アクチュアリー【actuary】

保険数理人。生命保険会社や損害保険会社で保険金の算定や年金の掛け金の算定を行う者。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アクチュアリー
あくちゅありー
actuary

確率論や統計論などの数理的手法により、将来のリスクや不確実性の分析を行う保険数理業務の専門職。保険数理人と訳されるが、日本でもアクチュアリーとよばれている。日本では一般的に社団法人日本アクチュアリー会の正会員の資格をもつ者をさす。資格取得には、日本アクチュアリー会が毎年実施する資格試験(基本科目5科目と専門科目2科目)の全科目合格とプロフェッショナリズム研修の受講が必要である。基本科目1科目以上合格でアクチュアリー会研究会員、基本科目5科目合格で準会員、専門科目に合格し、プロフェッショナリズム研修を終えて正会員となる。全科目合格するまでには最低でも2年を要するが、実際に準会員になるまでには平均5年、正会員になるまでには平均9年程度かかるとされ、実務につきながら資格を取得するのが一般的である。正会員数は2013年(平成25)3月末時点で1373人。有資格者の多くが生命保険会社損害保険会社、信託銀行、コンサルティング会社などに所属し、保険・年金の料率設定や商品開発などを行っている。
 アクチュアリーの専門職としての地位は19世紀には確立されていたとされ、世界でもっとも古いアクチュアリー会は1848年にイギリスで設立された。日本におけるアクチュアリーの歴史も古く、1899年(明治32)に日本アクチュアリー会が設立されている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

4低男子

女性が結婚相手に望む理想の男性像の一つ。「4低」は、女性に対して威圧的な態度を取らない「低姿勢」、家事や子育てを分担して妻に依存しない「低依存」、堅実な仕事に就きリストラに遭うリスクが少ない「低リスク...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

アクチュアリーの関連情報