アクリノール(英語表記)acrinol

デジタル大辞泉の解説

アクリノール(acrinol)

殺菌消毒薬の一。黄色の粉末で、水溶性。軟膏などに用いる。乳酸エタクリジン。

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百科事典マイペディアの解説

アクリノール

殺菌消毒薬。黄色粉末で,水,エタノールに可溶。各種化膿(かのう)菌,特に連鎖球菌ブドウ球菌に有効。傷口の消毒,化膿性疾患に広く用いられる。主として外用,500〜2000倍の希釈液,または軟膏に配合。商品名はヘクタリン,リマオン等。リバノールはこの塩酸塩。
→関連項目リバノール

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デジタル大辞泉プラスの解説

アクリノール

薬に含まれる成分のひとつ。殺菌消毒薬。「乳酸エタクリジン」「リバノール」ともいう。

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大辞林 第三版の解説

アクリノール【acrinol】

殺菌消毒薬の一。傷口や化膿局所の消毒、うがいなどに使う。商標名リバノール。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アクリノール
あくりのーる
acrinol

殺菌消毒薬で、別名乳酸エタクリジン。アクリジン色素の殺菌作用の研究から1917年抗トリパノソーマ剤アクリフラビンの発見に次いで、その毒性を改良したアクリノールが1919年に発表された。バイエル社の商品名リバノールはこの塩酸塩であるが、日本薬局方名のアクリノールは水に溶けやすい乳酸塩である。黄色結晶性粉末で、普通0.1~0.2%水溶液が消毒用に、またチンク油や軟膏(なんこう)剤に配合して用いる。[幸保文治]

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精選版 日本国語大辞典の解説

アクリノール

〘名〙 (acrinol) 殺菌消毒薬。アクリジンの誘導体の一つ。黄色の結晶。千倍液にして消毒、洗浄に用いるほか、軟膏(なんこう)や散布剤にもする。

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世界大百科事典内のアクリノールの言及

【殺菌剤】より

…(9)色素類その他 色素が殺菌効果を有することは早くから知られていた。P.エールリヒはアクリジンの抗トリパノソーマ作用を発見したが,アクリジンはアクリノールの母体であって,これがアクリノール発見の端緒となった。アクリノールは水に溶けないため乳酸塩にしてから,創傷殺菌剤としてガーゼなどに浸して使用する。…

【腸内殺菌剤】より

…古くは外用殺菌剤のうち,これらの条件に沿ったものが用いられた。フェノール化合物(クレオソートなど),アクリジン製剤(アクリノールなど),キノリン製剤(キノホルムなど)などである。しかし最近は毒性などのためほとんど用いられない(たとえばキノホルムはスモンの原因である疑いが強い)。…

※「アクリノール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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