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アデニン アデニンadenine

翻訳|adenine

5件 の用語解説(アデニンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アデニン
アデニン
adenine

核酸を構成するプリン塩基の一つ。構造は6-アミノプリン (分子式 C5H5N5 ) 。冷水に難溶であるが,両性物質であるから酸,アルカリには溶ける。 ATP,ADPの構成成分として生体代謝での役割が大きく,補酵素のNADPADなどの成分でもある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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栄養・生化学辞典の解説

アデニン

 C5H5N5 (mw135.13).

 図に示した塩基性の化合物で,プリン塩基の一つ.リボースと結合してアデノシンとなり,デオキシリボースと結合してデオキシアデノシンとなる.誘導体RNADNA,フラビンアデニンジヌクレオチド,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド,ATPなど生体中に多く存在する.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

アデニン【adenine】

生体に存在するプリン塩基の一つ。ヌクレオチドとして核酸に必ず含まれる。またアデノシン三リン酸などの構成要素としてエネルギー代謝で重要な役割を果たす。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アデニン
あでにん
adenine

核酸塩基の一種。窒素を含む5員環と6員環が縮合したプリンの誘導体で、6-アミノプリンの構造をもつ。生物から得られる塩基性物質で、生体中に核酸、ADPアデノシン二リン酸)、ATP(アデノシン三リン酸)などの構成成分として含まれており、遊離した形で存在することはほとんどないが、まれに茶の葉などにみいだされる。DNA分子内では、チミンとの間に相補的塩基対を形成し、二重螺旋(らせん)構造を安定化している。RNA分子中では、ウラシルとの間に相補的塩基対をつくる場合がある。またFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、FMN(フラビンモノヌクレオチド)、NAD(ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド)、NADP(ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドリン酸)、補酵素Aなど、生体内の重要な反応に関係する補酵素の構成成分である。
 冷水には溶けにくいが、酸や塩基にはよく溶ける。エーテルやクロロホルムには溶けない。塩酸中で180~200℃に加熱すると分解する。亜硝酸を作用させるとヒポキサンチンになる。酸化すると尿素を生成する。酸および塩基と塩をつくる。[笠井献一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のアデニンの言及

【遺伝暗号】より

…通常この三つ組(トリプレットtriplet)は,塩基の頭文字をとったアルファベットの4文字(A,U,G,C)を三つ並べて表記する。A,U,G,Cはそれぞれ,アデニン,ウラシル,グアニン,シトシンを表し,1個のコドンは1個のアミノ酸または読み終りの信号(句読点のようなもの)に対応する。遺伝暗号表の読みかたは,三つ組塩基の左側から,1番目,2番目,3番目とし,UUUというコドンなら,左上端のフェニルアラニン(Phe)というアミノ酸に対応することがわかる。…

【核酸】より

…DNAでは糖の部分が2‐デオキシ‐D‐リボース(2‐deoxy‐D‐ribose)であるのに対して,RNAのそれはD‐リボース(D‐ribose)である。さらにDNAの塩基はアデニンadenine(Aと略す),グアニンguanine(G),シトシンcytosine(C),チミンthymine(T)の4種からなるが,RNAの場合はチミンの代りにウラシルuracil(U)が用いられる(図2)。DNAもRNAもこれら4塩基がいろいろな順序で多数配列した巨大分子であり,場合によってはこれら塩基に特殊な修飾の加わった(例えばメチル化された)微量塩基が少量存在することもある。…

【プリン塩基】より

…生体中で核酸の構成成分,あるいは低分子化合物として機能する。アデニン,グアニン(少量存在するものとしてはヒポキサンチンおよびそのリボヌクレオシドであるイノシンなどがある)はピリミジン塩基(シトシン,チミン,ウラシル)とともに核酸の重要な構成成分である。アデニンはATP,NAD,FADなどの補酵素の構成成分でもある。…

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