ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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鳥綱アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属の鳥の総称。この属Collocaliaは小形のアマツバメよりなり、その巣は中華料理の高級なスープの材料となる。約16種があり、インドからオーストラリアまで分布する。全長9~17センチメートル。背面は一般に灰黒色ないし黒褐色で、下面も黒褐色のものが多い。洞穴の壁に群集して巣をつくり、サラワクのニアにあるグレート・ケイブGreat Caveには200万個の巣があるといわれている。ある種のアナツバメは、洞穴内での飛翔(ひしょう)に反響定位を用いる。ただし、アナツバメの出す音波は超音波ではなく、人間の可聴範囲である1.5~5.5キロヘルツと報告されている。スープ用の燕巣(えんそう)(燕窩(イエンウオ))は、ほとんど唾液(だえき)だけを固めたものが上等で、羽毛や植物片の多いものは下級品である。燕窩として採集されるのは、アナツバメ類のなかでも主としてマレーアナツバメC. fuciphagaとハシブトアナツバメC. maximaの巣で、主産地はサバ、サラワク、フィリピンなどである。
[森岡弘之]
…中国料理に用いられる材料の一種で,中国では燕窩,燕巣などと書きあらわされる。インド,インドネシア,マレー半島などの海に近い,外敵の近寄り難いような高い岩場につくられるアナツバメの巣を乾燥させたもので,湯にもどしてスープに用いる。巣は,ツバメの粘性の高いのり状の唾液でかためたものとされている。…
※「アナツバメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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