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アブラヨタカ アブラヨタカSteatornis caripensis; oilbird

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アブラヨタカ
Steatornis caripensis; oilbird

ヨタカ目アブラヨタカ科。全長 40~49cm。全体に赤褐色で,尾羽には細い筋模様が入り,頭部,胸腹部および翼には白斑がある。足は小さく,しがみつく程度でほとんど歩けない。夜行性で日中は洞窟内にとどまり,営巣する。夜になると森林へ出て飛びながらヤシなど油分の多い果実をとる。名前は,かつてこうした果実を食べてまるまると太ったを捕え,油をとっていたことからつけられた。暗闇の洞窟内では短くかん高い声を出し,その反響音を聞いて障害物を認知し,飛ぶ方向判定をする。パナマ西部から南アメリカ北部,トリニダード・トバゴに分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

アブラヨタカ【oilbird】

ヨタカ目アブラヨタカ科Steatornithidaeの鳥(イラスト)。この科はアブラヨタカ1種だけから成る。全長約46cm。全身濃い茶褐色で,頭上,雨覆い風切羽,尾羽などには白い丸斑が散在する。一見ヨタカに似て,口が大きく,長い口ひげをもち,翼と尾は長く,足は短く弱い。しかし,くちばしはじょうぶで,タカのように鋭い。また尾羽が堅い。ギアナ地方からエクアドルにかけての南アメリカ北部とトリニダード島に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アブラヨタカ
あぶらよたか / 油夜鷹・脂怪鷹
oilbird
[学]Steatornis caripensis

鳥綱ヨタカ目アブラヨタカ科の鳥。1科1種で、南アメリカ北部の山岳地帯にある洞穴にすむ。全長45センチメートル余りで、全体に栗(くり)色の羽色をしており、翼には白斑(はくはん)がある。洞穴内では鋭い声を発し、その反響音を利用して障害物の位置を知り飛び回る。ヨタカ目のほかの鳥と違って果実食であり、ゲッケイジュ類などの木の周りに多数集まって、枝には留まらずに空中で羽ばたいたままその実を食べる。[樋口広芳]

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