アム・ダリヤ[川](読み)アムダリヤ

百科事典マイペディア 「アム・ダリヤ[川]」の意味・わかりやすい解説

アム・ダリヤ[川]【アムダリヤ】

シル・ダリヤと並ぶ中央アジアの大河。古称オクソス,ジェイフーン。ヒンドゥークシ山脈に発し,タジキスタンアフガニスタンとの国境を流れるピャンジ川のほか,多くの支流を集めて北西に転じ,カラクム砂漠キジルクム砂漠を分けて,トルクメニスタンウズベキスタンを経てアラル海に注ぐ。全長2620km。カラクム運河などによって流域灌漑(かんがい)が行われ,一帯綿花の大生産地となっている。なお河口の三角州の西方にあるサリカミシュ低地からカスピ海まで大涸谷(かれだに)ウズボイがある。
→関連項目ウズベキスタンタジキスタントルクメニスタンパミール高原ヒバホラズム

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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