コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アルコール中毒 アルコールちゅうどく alcoholism

翻訳|alcoholism

6件 の用語解説(アルコール中毒の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルコール中毒
アルコールちゅうどく
alcoholism

アルコール,ことにエタノールの飲用によって起る中毒。急性のアルコール中毒短時間アルコール飲料を多量に摂取した結果起る中毒症状であるが,これまで俗にアル中といわれていた疾患は,単なる中毒症状ではなく,薬物を摂取する心のあり方に問題の核心があることがわかってきた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

アルコール‐ちゅうどく【アルコール中毒】

多量の飲酒から生じるエチルアルコールの中毒。急性はアルコール飲料を一時に多量に飲んだときに起こり、人事不省、糞尿(ふんにょう)の失禁、いびき、瞳孔(どうこう)散大などを呈し、死亡することもある。慢性はアルコール依存症といい、持続力・意志力などの衰え、肝臓の障害が生じ、禁断症状として手指のふるえや幻覚がみられる。アル中。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

アルコール中毒【アルコールちゅうどく】

急性中毒の軽度のものは酩酊(めいてい)であるが,高度になると運動失調言語障害,失禁,人事不省となり,時に卒中様死,戸外における凍死を招く。病的酩酊は,比較的飲量が少なくとも,苦痛,不安,激怒等が起こり,時に暴行,犯罪を犯すもので,健忘症を残すことがある。
→関連項目アルコール依存症アンタブス記憶障害ギャンブル依存症錯乱作話症心神耗弱中毒

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

アルコールちゅうどく【アルコール中毒 alcoholism】

アルコールの飲用によって精神ならびに身体の活動が障害された状態。一般にはエチルアルコールの飲用が問題とされるが,メチルアルコールによる場合もある。しかし,後者では急性中毒のみが対象となる。
[アルコール中毒とアルコール依存
 エチルアルコールによる中毒は急性中毒と慢性中毒に分けられるが,最近では慢性中毒という用語はしだいに用いられなくなる傾向にある。それは,酒類に含まれるエチルアルコールを持続的に飲用し,その常用量を超えたり,異常な飲用を繰り返すに至ると(〈アルコール乱用〉),酒類の飲用を中止できなくなる状態になるが,それは急性中毒とは違った生体変化によると考えられるので,中毒症状とは区別して〈依存〉と呼ぶことがWHO専門委員会で提唱されたことに基づく。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

アルコールちゅうどく【アルコール中毒】

多量の飲酒に起因する中毒。急性と慢性とがあるが、普通は慢性中毒をさし、アルコール依存症ともいう。アル中。 → アルコール依存症

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルコール中毒
あるこーるちゅうどく

アルコーリズムalcoholismの訳語として慣用されてきた用語であるが、現在ではその内容の大部分がアルコール依存症という用語に移行されており、わずかに急性中毒としてのアルコール酩酊(めいてい)の同義語として扱われる急性アルコール中毒が残されているだけである。[加藤伸勝]

急性アルコール中毒

エチルアルコールまたはその含有飲料である酒類を一時的に飲用することによっておこる不適応行動、神経学的身体徴候、心理的変化が存在する場合をいう。社交的飲酒の範囲である軽度の変化は一般には含めない。なお、不適応行動とは、判断力の低下による暴行・わいせつ、社会的または職業的機能の障害をさす。身体徴候とは、顔面紅潮、舌もつれ、歩行障害、協同運動障害、眼振(眼球の律動的運動)などで、心理的変化とは、気分の変化、多弁、易刺激性、注意力の減弱などである。この状態は一般に酩酊とよばれる。
 酩酊は普通酩酊と異常酩酊に区別される。普通酩酊では、中毒症状を呈しても、その言動などが飲酒時の状況に応じて変化し、異質的な反応を呈することなく睡眠に移行するものである。異常酩酊では、その言動が周囲の状況から理解困難なほど激しいものであるが、その変化が量的なものである場合は複雑酩酊といい、その変化が質的なもので、せん妄(もう)またはもうろう状態など意識障害を伴う場合は病的酩酊という。病的酩酊は体質も関係し、一般に中毒を引き起こす量としては少量であるにもかかわらず急激かつ著明な行動変化を示すので、アルコール特異体質性中毒ともいう。また、ごく少量のアルコールで激しい頭痛や胃腸症状を示すものをアルコール不耐性という。酩酊の程度は血液中のアルコール濃度と比較的よく並行する。血液1デシリットル当り150ミリグラム以上のアルコールが証明されれば、70~80%の人は酩酊している。また、500ミリグラム以上では昏睡(こんすい)から死に至る。[加藤伸勝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

アルコール中毒の関連キーワード変性アルコールポリビニルアルコール神ならぬ身並びに酩酊アラビトールアルコール症者アルコール性心筋症アルコール性のアルコール性肝疾患

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone

アルコール中毒の関連情報