コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アルタシャーストラ アルタシャーストラ Arthaśāstra

2件 の用語解説(アルタシャーストラの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルタシャーストラ
アルタシャーストラ
Arthaśāstra

サンスクリット語で「実利の学」という意味。マウリヤ朝チャンドラグプタ王 (在位前 317頃~296頃) の宰相カウティリヤ Kauṭilyaに帰せられる『カウティリヤ実利論』 Kauṭilīya-Arthaśāstraのみが有名で現存している。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

アルタシャーストラ【Arthaśāstra】

古代インドの政治論書。《実利論》と訳される。古代のインド人は人生の3目的とされるアルタ(実利),カーマ(愛欲),ダルマ(聖法)のそれぞれについて多数の論書を著したが,これはその一つ。《アルタシャーストラ》諸文献のうち,カウティリヤ作と伝えられるものが特に名高い。この論書は実利こそ最も重要であるという立場から,王にとっての実利,すなわち領土の獲得と維持のための方策を論じたものである。全15章のうち第1~第5章は内政を扱った章で,王の義務,王に必要な教育,行政官の職務,民法,刑法,その他が論じられている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のアルタシャーストラの言及

【インド】より

…その1種は領土の獲得と統治の指導書で,行政,司法,外交,軍事の広範な問題について原理と具体的施策を示したものである。それらは今日ほとんど残っていないが,唯一の文献はマウリヤ帝国の宰相カウティリヤの著作と伝えられる《実利論(アルタシャーストラ)》で,諸論著を集大成した傑作である。他の1種はダルマ・シャーストラ(法典)とよばれ,宗教的義務や生活規範ばかりでなく,王の職務や法律を規定し,《マヌ法典》がその最も有名なものであり,《実利論》よりも後世に大きな影響を与えた。…

【カウティリヤ】より

…政治家としてのカウティリヤは,権謀術数を巧みに用いたことで知られる。彼の著作と伝えられる政治論書《アルタシャーストラ(実利論)》は,目的(領土の獲得と維持)のためには手段を選ばぬマキアベリ的な政治哲学に立って書かれている。しかし現存の書物は後3世紀ごろに編まれたものらしい。…

※「アルタシャーストラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

アルタシャーストラの関連キーワード右繞実利スンガバーラトインドアーリアンバーラタナーティヤム洛叉古代インドネシア美術《実利論》《政治論》

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone