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アルテミア Artemia salina

世界大百科事典 第2版の解説

アルテミア【Artemia salina】

別名ブラインシュリンプbrine shrimp。南日本の水田に夏季に現れるホウネンエビに似ており,ともに背甲がない。無甲目ホウネンエビモドキ科の体長1cmくらいの小型甲殻類。世界に広く分布しているが,とくに,ヨーロッパやアメリカ大陸などの塩分の濃い水たまり,塩田や内陸の塩湖に生息している。淡水から海水の3倍以上もの濃い塩水までの非常に広い範囲の塩分濃度に耐えて生存できる。すむ水の塩分濃度によって体や体後部にある尾叉(びさ)の形が変化するため,一時は多くの種に分けられていた。

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大辞林 第三版の解説

アルテミア

ブライン-シュリンプの学名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルテミア

ブラインシュリンプ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルテミア
あるてみあ
brine shrimp
[学]Artemia salina

節足動物門甲殻綱無甲目アルテミア科に属する水生小動物。英名をそのまま読んでブラインシュリンプとよぶこともある。また、ノープリウス幼生熱帯魚の稚魚の餌(えさ)として使うことが多く、シーモンキーという商品名もある。孵化(ふか)直後のノープリウス幼生は体長0.4ミリメートルほどで、成体は約1センチメートルになる。体は細長くて11胸節、9腹節からなり、背甲をもたない。胸部には遊泳肢(ゆうえいし)があり、順次動かして、あおむけになって泳ぐ。1属1種であるが、多くの地方的品種に分かれ、有性生殖をするものと単為生殖をするものとがある。また、直接ノープリウス幼生を産む卵胎生(らんたいせい)と、耐久卵を産む卵生のものがある。耐久卵は一度乾燥しないと孵化しない。乾燥した卵を海水につけると10~20時間でノープリウス幼生が孵化し、微小な藻類や原生動物を食べて12回脱皮すると成体になる。全世界の塩湖に生息し、日本でもかつては瀬戸内海沿岸の塩田でみられた。[武田正倫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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