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アンツェングルーバー Anzengruber, Ludwig

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンツェングルーバー
Anzengruber, Ludwig

[生]1839.11.29. ウィーン
[没]1889.12.10. ウィーン
オーストリアの劇作家,小説家。俳優を経て劇作家に転向。教会を批判した戯曲『キルヒフェルトの牧師』 Der Pfarrer von Kirchfeld (1870) で大成功を収めた。ほかに,自然主義的な戯曲『偽善農夫』 Der Meineidbauer (71) ,『第四の戒律』 Das vierte Gebot (77) ,写実主義的な小説『シュテルンシュタイン農場』 Der Sternsteinhof (85) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

アンツェングルーバー【Ludwig Anzengruber】

1839‐89
オーストリアの劇作家。俳優を志したが成功せず,《キルヒフェルトの神父》(1870)を書いて一躍劇作家として知られる。〈ウィーン民衆劇の最後の劇作家〉と称され,その伝統を意図的に継承しながらも自然主義的な色彩の濃い作品を書いている。《文盲》(1872),《第四戒》(1877)などが代表作。後者はイプセンで始まったO.ブラームの〈自由舞台〉が最初に上演したドイツ語原作の作品である。【上田 浩二】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンツェングルーバー
あんつぇんぐるーばー
Ludwig Anzengruber
(1839―1889)

オーストリアの文学者。ウィーンに生まれる。同地の伝統的な民衆喜劇に当時の農村社会の諸問題をモチーフとして取り入れてこれを新たによみがえらせ、リベラルな道徳的立場から農民の政治的、宗教的偏狭さを批判した。写実的な性格描写に定評がある。最良のドイツ喜劇の一つ『良心の痛み』(1874)などの喜劇のほかに多数のカレンダー物語(教訓物語)や小説も書いた。[尾崎賢治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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