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イオン化エネルギー イオンかエネルギーionization energy

5件 の用語解説(イオン化エネルギーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イオン化エネルギー
イオンかエネルギー
ionization energy

イオン化ポテンシャルともいう。基底状態にある原子または分子から1個の電子を引出して1個の陽イオン自由電子に完全に分離するために必要なエネルギー。原子では,中性原子から電子1個を引出す場合を第一イオン化エネルギー,1価のイオンからさらに1個の電子を引出す場合を第二イオン化エネルギーという。

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デジタル大辞泉の解説

イオンか‐エネルギー〔‐クワ‐〕【イオン化エネルギー】

原子または分子から、電子を取り去るのに要するエネルギー。一般に電子ボルト(eV)の単位で表される。取り去る電子が1個のときは第一イオン化エネルギー、2個目のときは第二イオン化エネルギーという。電離エネルギーイオン化ポテンシャルイオン化電位イオン化電圧

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

イオンかエネルギー【イオン化エネルギー energy of ionization】

最も安定な状態(基底状態)にある気体の原子または原子団から電子を1個無限遠にまでひき離して,陽イオンを生成させるのに必要な最小エネルギーをいう。したがってイオン化エネルギーの小さな原子ほど陽イオンになりやすい。これを電子ボルトeV単位で表す場合には,イオン化ポテンシャルionization potentialあるいはイオン化電圧ionization voltageと呼ぶ。原子のイオン化エネルギーの大きさは,最外殻の電子配置と有効核荷電とによって支配され,周期表の左側に位置する元素の原子ほど小さく,右側に位置する元素の原子ほど大きくなる(アルカリ金属原子は陽イオンになりやすく,ハロゲンや希ガスの原子は陽イオンになりにくい)。

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大辞林 第三版の解説

イオンかエネルギー【イオン化エネルギー】

原子・分子などから、電子一個を引き離して陽イオンにするのに必要なエネルギー。一価の陽イオンからさらに電子一個を引き離すのに要するエネルギーは第二イオン化エネルギーと呼ぶ。普通、電子ボルトの単位で表す。イオン化ポテンシャル、イオン化電位、イオン化電圧とも呼ばれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イオン化エネルギー
いおんかえねるぎー
ionization energy

独立に存在する原子、分子、あるいはイオンがもっとも安定な電子エネルギー状態(基底状態)にあるとき、それらのなかでもっとも高いエネルギー準位にある電子1個を原子などから無限に遠い距離まで引き離す(イオン化する)のに要するエネルギー。そのエネルギーをI、原子などをM、電子をe-とするとき、
  M+I→M++e-
となる。原子を1価陽イオンにするのに要するエネルギーを第1イオン化エネルギー、一般に(n-1)価のイオンをn価の陽イオンにするのに要するエネルギーを第nイオン化エネルギーという。イオン化エネルギーを実験的に求めるには、原子などに加速電子または光子を衝突させ、イオンが生じたときの加速電子のエネルギー(加速電圧)または光子のエネルギー(波長)を測定する。また、発光スペクトルの波長からも求められる。
 原子のイオン化エネルギーは最外殻電子配置と有効核電荷によって支配されるので、原子番号とイオン化エネルギーとの間には周期的関係がある。第1イオン化エネルギーをみると、1価陽イオンになりやすいアルカリ金属などでは小さな値になり、陽イオンになりにくい希ガス(貴ガス)やハロゲンでは大きな値になっている。イオン化エネルギーの値を電子ボルト単位で表した量はイオン化ポテンシャルあるいはイオン化電位、イオン化電圧とよばれ、またcal/mol単位で表した量はイオン化熱とよばれることがある。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のイオン化エネルギーの言及

【化学結合】より

…いま,この逆の過程Na(原子)+Cl(原子)―→NaCl(分子)でどのくらいのエネルギーが放出されるかを,結合がNaイオンとClイオンのクーロン引力によってできているとして計算してみる。Na(原子)の原子核から受ける静電引力に逆らって電子を1個取り去ってNaイオンをつくるのに必要なエネルギー(イオン化エネルギー)は,実験によって496kJ/molである。Cl(原子)は電子親和力が強く,この電子を受け取ってClイオンになったほうが安定で,このとき348kJ/molのエネルギーを放出する。…

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