脂肪族飽和炭化水素(アルカン)の一つ.n-オクタン以外のオクタンの総称であるが,燃料では通常,2,2,4-トリメチルペンタンのことをいう.原油中に少量含まれる.製法は,酸性触媒を用いて,イソブタンをイソブテンでアルキル化する方法と,イソブテンを硫酸またはリン酸を触媒として二量化し,生成したジイソブテン(イソオクテン)を水素化する方法とがある.いずれの方法もほかの異性体を少量副生するので,精製が必要である.構造はペンタンに三つのメチル基が分枝状に結合したものである.無色の液体.融点-107.38 ℃,沸点99.24 ℃.0.68781.1.38898.エーテルに可溶,エタノールに微溶,水に不溶.ガソリンのアンチノック性を示すオクタン価を測定するための標準燃料(オクタン価=100)であり,燃料としておもに高オクタン価ガソリンの配合に用いられる.ほかに溶剤としての用途もある.[CAS 540-84-1]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
(2,2,4-トリメチルペンタン) | |
分子式 | C8H18 |
分子量 | 114.2 |
融点 | -107.380℃ |
沸点 | 99.238℃ |
比重 | 0.6919(測定温度20℃) |
屈折率 | (n)1.3914 |
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
入社後に配属される勤務地や部署が運次第で当たり外れがあるという状況を、開けてみなければ中身が分からないカプセル玩具やソーシャルゲームで課金アイテムを購入する際のくじに例えた言葉。企業のネガティブな制...
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新