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イワタバコ

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百科事典マイペディアの解説

イワタバコ

イワタバコ科の多年草。本州〜九州および台湾に分布し,谷あいなどの岩壁に群生する。葉は1株に1〜2枚つき,ゆがんだ楕円状卵形で長さ10〜30cm,表面にしわがあり柔らかい

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世界大百科事典 第2版の解説

イワタバコ【Conandron ramondioides Sieb.et Zucc.】

山地の湿った岩上に生えるイワタバコ科の夏緑多年草(イラスト)。葉の形や花の感じがタバコに似ているのでイワタバコの名がある。葉は軟らかく,少数(1~3枚)が褐色の毛を有する根茎から出て,岩壁では垂下している。形は楕円形から長楕円形,先はとがり,辺縁には不整のまばらな鋸歯があり,葉身基部は葉柄に流れ翼状となる。花期は夏,10cm前後の花茎を垂らし,数個から20個近い花を散状につける。淡紫色の花は径2cmほど,花冠は放射状に5深裂し,5本のおしべと1本のめしべを有する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イワタバコ
いわたばこ / 岩煙草
[学]Conandron ramondioides Sieb. et Zucc.

イワタバコ科の多年草。葉は根際につき、楕円(だえん)状卵形で基部は翼のある柄となり、表面は光沢があってしわがよる。冬は葉が丸まって球となり越冬する。花茎は長さ10~30センチメートル。6~8月、散形花序をつくり紅紫色の花を横向きに開く。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。丘陵帯から山地帯の日陰や湿った岩壁に生え、福島県以西の本州、四国、九州に分布する。名は、岩場に生え、葉がタバコの葉に似るのでいう。
 関東地方以西の本州の太平洋側には、花茎、花序、葉の裏面に毛のある変種があり、ケイワタバコという。なお、イワタバコ属は花冠は放射相称、雄しべは5本あり、アジアに2種分布する。[高橋秀男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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