インドール(英語表記)Indore

  • indole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インド中部,マディヤプラデーシュ州西部の都市。同州第一の都市で,インドール県の行政庁所在地。ボパールの西南西約 167km,ビンディア山脈北斜面の高度 544mに位置し,サラスワティ川に面する。 1715年に建設され,1815年からインドール藩王国の首都,その後マディヤバーラト藩王州連合の夏季の首都となった。ガンジス川流域平野からムンバイ (ボンベイ) に通じる最短交通路上の要地で,19世紀から州西部の交易の中心地として発展。コムギ,綿花,ラッカセイなどの集散と綿工業が盛ん。インドール大学,アーグラ大学のカレッジなどがあり,幹線鉄道と空路デリー,ボパール,ムンバイと結ばれている。人口 108万 6673 (1991) 。
コールタール,ジャスミン油腐敗蛋白質や人糞中に存在する。特有の強い糞臭をもつが,希薄状態にすると新鮮な花香を感じさせる。無色葉状晶。融点 53℃。染料アルカロイドなどの合成原料,ジャスミン油,橙花油などの花精油の調合に使われる。

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デジタル大辞泉の解説

ジャスミン油・コールタール・腐敗たんぱく質・哺乳類排泄(はいせつ)物に含まれる物質。複素環式化合物の一種。無色の小葉状結晶。糞臭(ふんしゅう)の原因であるが、希薄なときは芳香として感じられ、香料の原料。
インド中央部、マディヤプラデシュ州の都市。同州最大の都市であり、商工業の中心地。18世紀にホールカル藩王国の都が置かれ、英国統治時代は軍の駐屯地になった。周辺は綿花地帯が広がり、紡績業が盛ん。藩王の宮殿コロニアル様式の旧庁舎などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

インド中部,マディヤ・プラデーシュ州西部の同名県の県都。ガンガー(ガンジス)川中流域から西海岸に向かう交通路のデカン高原上の要衝で,人口109万2000(1991)。ムガル帝国の衰退期,1733年にマルハール・ラオ・ホールカルが,マラーター人のペーシュワー(宰相)から領地を奪い都を定めた。19世紀に入りイギリス勢力と対立が進むなかで,1818年には東インド会社保護下のホールカル藩王国の主都となった。
複素環式芳香族化合物の一つで,2,3‐ベンゾピロール,1‐アザインデン,1‐ベンズアゾールなどと呼ばれる。1866年J.F.W.A.vonバイヤーがインジゴの構造研究の際はじめて見いだし,インジゴにちなみ命名された。コールタール,ジャスミン油などの花精油,哺乳類排出物などの中に存在する。スカトールとともに糞臭の原因になっているが,純粋で微量の場合には芳香をもつ。揮発性の無色の葉状晶,融点53℃,沸点253℃。

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大辞林 第三版の解説

タンパク質の腐敗によって生じ、また、哺乳類の排泄物やコールタール中に含まれている二環式化合物。化学式 C8H7N 特有の臭気をもつが、微量では芳香として感じられる。無色の葉状結晶で、アルコール・エーテルに溶け弱酸性を示す。実験室的にはオルトニトロトルエンから合成され、香料やアルカロイドの合成原料として重要。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (indole) コールタール、ジャスミン油、ネロリ油、腐敗蛋白質、大便などの中にある糞臭のある物質。化学式 C8H7N 無色で葉状または板状の結晶。香料、染料の原料。

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化学辞典 第2版の解説

benzo[b]pyrrole.C8H7N(117.15).コールタール,ジャスミン油中に含まれ,またはトリプトファンの代謝生成物として動物の排泄物中に含まれる.工業的には,コールタールの220~270 ℃ 留分から分離するか,アニリンアセチレンから合成する.また,o-ニトロトルエンとシュウ酸ジエチルを原料としてインドール-2-カルボン酸をつくり,これを脱炭酸して合成される.無色の結晶.融点53 ℃,沸点254 ℃.普通の有機溶媒に可溶.弱酸性化合物でNHのHはpKa 16.97,プロトン化したものはpKa -3.5.λmax 226,282,290 nm(ε 27800,6200,5500).強酸により樹脂化する.特有の悪臭をもつが,希薄溶液にすると特有の芳香になり,香料調合上に不可欠な成分の一つとして利用される.[CAS 120-72-9]

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