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インフレ・ギャップ inflationary gap

翻訳|inflationary gap

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世界大百科事典 第2版の解説

インフレ・ギャップ【inflationary gap】

国民経済の実質所得は,生産技術資本ストックの量を与えられれば,すべての労働者を完全に雇用して産出できる財の実質価値(完全雇用産出高)を超えて増加することはできない,と考えられる。もし総需要がこの完全雇用産出高を超過していれば,財の価格は当然,上昇せざるをえないのでインフレーションが起こる。こうした観点から,総需要の完全雇用産出高に対する超過額をインフレーショナリー・ギャップ(略してインフレ・ギャップ)と呼ぶ。

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世界大百科事典内のインフレ・ギャップの言及

【インフレーション】より

…前者はふつうディマンドプル・インフレーションdemand‐pull inflation,後者はコストプッシュ・インフレーションcost‐push inflationと呼ばれる。たとえば完全雇用の状態にある経済において,政府が赤字財政により政府支出を増加させると総需要曲線が右にシフトして,インフレ・ギャップが発生し,物価が上昇するのが前者である。労働争議の結果,賃金が大幅に上昇し,経営者がそのコストを転嫁するために価格引上げを行ったとすれば,後者の例である。…

※「インフレ・ギャップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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