ウルミエ(英語表記)Urūmīye

デジタル大辞泉 「ウルミエ」の意味・読み・例文・類語

ウルミエ(Urmê)

オルーミーイェ

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改訂新版 世界大百科事典 「ウルミエ」の意味・わかりやすい解説

ウルミエ
Urūmīye

イラン北西部,西アゼルバイジャン州州都。人口60万1478(2003)。イラン最大のウルミエ湖西岸に位置する(同湖は排水口のない内陸湖のため,季節により面積を異にし,平均湖面面積は6000km2)。標高1337mにあり,近郊オアシス地域で栽培された果物などが集荷される。市の住民は,トルコ人,クルド族キリスト教徒からなり,かつてはゾロアスター教徒聖地としても有名であった。市内にはセルジューク朝期に建設された美しい主モスクがあり,教会もある。レザー・シャーの時代に,ウルミエはレザーイエRezā'īyeに改名されたが,イラン革命後旧名に戻された。
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百科事典マイペディア 「ウルミエ」の意味・わかりやすい解説

ウルミエ

イラン北西部の都市。オルーミーエとも。標高1332m,ウルミエ湖の近くにあり,肥沃平原の中心である。灌漑(かんがい)によりブドウなどの果実と良質のタバコを産する。タブリーズから湖岸を巡る道路上にある交通要地で,空港もある。一時レザーイエと称した。かつてはゾロアスター教の聖地としても有名。66万7499人(2011)。

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