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ウーレンベック ウーレンベックUhlenbeck, George Eugene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウーレンベック
Uhlenbeck, George Eugene

[生]1900.12.6. バタビア(現ジャカルタ)
[没]1988.10.31. コロラド,ボールダー
アメリカの物理学者。ライデン大学に学び,ミシガン大学に移り (1927) ,同大学教授 (39) 。原子スペクトルの多重項を説明するため,1925年 S.ハウトスミットとともに電子スピンを導入した。電子スピンの概念はその後原子核物理学の発展に大きな役割を果した。統計力学素粒子,原子核の諸分野の研究を行なった。

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デジタル大辞泉の解説

ウーレンベック(George Eugene Uhlenbeck)

[1900~1988]米国の理論物理学者。ミシガン大教授。オランダ領ジャカルタ生まれ。ハウトスミットとともに、原子スペクトルの二重項を電子スピンの概念によって説明した。β崩壊に関する研究もある。

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大辞林 第三版の解説

ウーレンベック【George Eugene Uhlenbeck】

1900~1988) オランダ系のアメリカの物理学者。原子スペクトルの多重項を説明するために、ハウトスミット(S.A.Goudsmit1902~1978)とともに電子のスピンの概念を導入した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウーレンベック
うーれんべっく
George Eugene Uhlenbeck
(1900―1988)

アメリカの物理学者。ジャワ島バタビアに生まれる。オランダのライデン大学を卒業し、同大学のエーレンフェストのもとで研究を続けた。1927年アメリカのミシガン大学へ移り、同大学准教授を経て、1939年理論物理学教授となった。1925年、アルカリ主系列にみられるスペクトル線の二重項を説明するために、ハウトスミットとともに電子スピンの概念を提出した。それは、従来、点電荷として考えられていた電子に対して有限な広がりをもたせ、電子に角運動量と磁気モーメントをもたせるという、当時においては大胆な仮説であり、1926年のトーマスLlewellyn H. Thomas(1903―1992)の論文で紹介され広く認められるようになった。このほか気体の輸送現象、不完全気体の凝縮、β(ベータ)崩壊などの研究がある。[小林武信]

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