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エコンドライト

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百科事典マイペディアの解説

エコンドライト

ごくふつうの隕石(コンドライト)に含まれる丸い玉(コンドール)をもたない石質隕石。南極で大量に発見されており,カルシウムに富むものとカルシウムに乏しいものとに大別される。
→関連項目石質隕石

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世界大百科事典 第2版の解説

エコンドライト【achondrite】

隕石のうちではまれな種類に属するが,地球外物質ではもっとも地球・月の岩石に近い結晶質の隕石。もっとも普通の隕石であるコンドライト見られるコンドルールという丸い玉を含まない石質隕石である。最初の文字aはコンドライトではないという否定の接頭辞。1974年までに知られている約2300個の非南極隕石(南極大陸以外の地域で発見された隕石)のうちに81個見つかっている。含まれる鉱物の種類,化学組成により次の9種に分類される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エコンドライト
えこんどらいと
achondrite

石質隕石(いんせき)のうち、コンドルール(ミリメートル・サイズのケイ酸塩液滴)を含まないものの総称。別名無球粒隕石。その組織は地球上の火成岩に類似し、地球に落下する隕石の9%を占める。エコンドライトは、その化学組成および鉱物組成に基づいて9種類に分類される。そのうちの4種類(ユークライト、ホワルダイト、アングライト、ダイオジェナイト)は、層構造をもつ半径数百キロメートルの小天体の破片である。この小天体の中心部は、隕鉄、石鉄隕石の一種パラサイトが占めていた。この小天体に類似する現存小天体は小惑星ベスタである。他の2種類(オーブライトとユレーライト)は、それぞれ別個の小天体の破片である。これらの隕石の形成年代は45.5億年前であり、小惑星帯起源と考えられている。残る3種類(シェルゴツタイト、ナクライト、シャシナイト)は、その形成年代が13億年前であり、火星表面からなんらかの衝撃によって飛散した隕石である可能性が強い。[小沼直樹]

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世界大百科事典内のエコンドライトの言及

【隕石】より


[隕石の分類]
 ニッケルNi,鉄Feがいくら含まれていたかにより鉄隕石(隕鉄),石質隕石および石鉄隕石に大別される。石質隕石はさらに化学組成と組織により細分され,コンドルールとよばれる球状物質を含むか含まないかでコンドライトエコンドライトに分類される(図)。化学組成が原始太陽系の始原的物質に近いものは始原的隕石,溶融,固化などにより物理的・化学的に分離したものは分化した隕石といわれることがある。…

※「エコンドライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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