コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エコンドライト

3件 の用語解説(エコンドライトの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

エコンドライト

ごくふつうの隕石(コンドライト)に含まれる丸い玉(コンドール)をもたない石質隕石。南極で大量に発見されており,カルシウムに富むものとカルシウムに乏しいものとに大別される。
→関連項目石質隕石

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

エコンドライト【achondrite】

隕石のうちではまれな種類に属するが,地球外物質ではもっとも地球・月の岩石に近い結晶質の隕石。もっとも普通の隕石であるコンドライト見られるコンドルールという丸い玉を含まない石質隕石である。最初の文字aはコンドライトではないという否定の接頭辞。1974年までに知られている約2300個の非南極隕石(南極大陸以外の地域で発見された隕石)のうちに81個見つかっている。含まれる鉱物の種類,化学組成により次の9種に分類される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エコンドライト
えこんどらいと
achondrite

石質隕石(いんせき)のうち、コンドルール(ミリメートル・サイズのケイ酸塩液滴)を含まないものの総称。別名無球粒隕石。その組織は地球上の火成岩に類似し、地球に落下する隕石の9%を占める。エコンドライトは、その化学組成および鉱物組成に基づいて9種類に分類される。そのうちの4種類(ユークライト、ホワルダイト、アングライト、ダイオジェナイト)は、層構造をもつ半径数百キロメートルの小天体の破片である。この小天体の中心部は、隕鉄、石鉄隕石の一種パラサイトが占めていた。この小天体に類似する現存小天体は小惑星ベスタである。他の2種類(オーブライトとユレーライト)は、それぞれ別個の小天体の破片である。これらの隕石の形成年代は45.5億年前であり、小惑星帯起源と考えられている。残る3種類(シェルゴツタイト、ナクライト、シャシナイト)は、その形成年代が13億年前であり、火星表面からなんらかの衝撃によって飛散した隕石である可能性が強い。[小沼直樹]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のエコンドライトの言及

【隕石】より


[隕石の分類]
 ニッケルNi,鉄Feがいくら含まれていたかにより鉄隕石(隕鉄),石質隕石および石鉄隕石に大別される。石質隕石はさらに化学組成と組織により細分され,コンドルールとよばれる球状物質を含むか含まないかでコンドライトエコンドライトに分類される(図)。化学組成が原始太陽系の始原的物質に近いものは始原的隕石,溶融,固化などにより物理的・化学的に分離したものは分化した隕石といわれることがある。…

※「エコンドライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

エコンドライトの関連キーワードコンドリュール有鉤条虫隕鉄梅枝クレーター巡査長部類打出浜グラハマイト長石浮石

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone