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エンリル エンリル Enlil

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エンリル
エンリル
Enlil

前 3000年頃に栄えたバビロニアの古都ニップール守護神風の神アヌの息子で,アヌとともにニップールのエクルにあるウブシュキンナ宮に会する神々の集団の首長をつとめた。エンリルに関する神話には「つるはしの発明の神話」「エンリルとニンリルの神話」がある。

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デジタル大辞泉の解説

エンリル(Enlil)

シュメールパンテオンの最高神。風と嵐の神。バビロン王朝以後にマルドゥク神が優位になるまで、信仰の中心地ニップールをはじめ、広くメソポタミア各地で信仰された。

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百科事典マイペディアの解説

エンリル

シュメールおよびアッカド神話の最高神。元来,シュメールの大気・嵐の神。聖市はニップール。あらゆる支配権がエンリル権として彼に帰せられる。マルドゥク神話の大部分はエンリル神話にさかのぼる。
→関連項目アッシュールアヌシュメールシンニヌルタベール

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世界大百科事典 第2版の解説

エンリル【Enlil】

元来シュメールの大気・嵐の神。その聖都ニップールがシュメール都市同盟の祭儀の中心となるに及んで,シュメールとアッカドの神々の王とみなされるようになった。シュメールには王権は都市から都市へ移行するという考え方があったが,天上の王権も同様に考えられた。たとえばウル第3王朝時代はウルの主神ナンナ(シン)が天上における王権=エンリル権を行使したが,この王権の付与者がエンリルであった。象徴は神殿の上に置かれた有角冠。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エンリル
えんりる
Enlil

シュメールの風と嵐(あらし)の神。天神アン、水神エアとともに最高神に属し、大地を支配するものとみなされた。後のアッカド王朝期(前2350ころ~前2150ころ)に、シュメールの宗教体系がセム人に取り入れられると、エンリルは単に「主」を意味する「ベール」の名でよばれるようになったが、その後バビロンのマルドゥク神が優位にたつまで、広くメソポタミア各地で尊崇された。その中心地は南メソポタミアのニップールにあったエクル(山の住まいの意)で、対偶神はニンリル(ニンは女神であることを示す)あるいはニンフルサッグ(山の女神の意)であった。[矢島文夫]

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世界大百科事典内のエンリルの言及

【アッシュール】より

…同神が後のアッシリア帝国の国家神へと変貌していく過程は,アッシリアの政治的発展の過程と並行する。まず前13世紀ころバビロニアの神々の王であったエンリル神と結びつき,次いで前9世紀ころバビロニアの至高神アヌの父であるアンシャルAnshar神と同一視されることによって,アッシュール神はあらゆる神々の上に立つ神となり,前8~前7世紀におけるアッシリアの帝国形成の神学的基盤ができ上がった。ちなみに,バビロニア創造神話《エヌマ・エリシュ》のアッシュール出土の断片では,マルドゥク神ではなくアッシュール神がその主人公となっている。…

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