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オオカワウソ Pteronura brasiliensis; giant otter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オオカワウソ
Pteronura brasiliensis; giant otter

食肉目イタチ科カワウソ亜科オオカワウソ属。頭胴長は 86~140cm。尾長は 33~100cm。体重は雄 26~34kg,雌 22~26kgである。出生体重は約 200g。毛色は濃いこげ茶色で上唇から顎および喉部を経て胸部までは黄白色を呈し,しばしば斑紋を呈する。体毛は短い。頭部は比較的大きいが,吻は短く,目はやや前方に位置する。鼻鏡は毛が密に生えている。カワウソ類の中で最も発達した蹼 (みずかき) を有し,前後肢の先端まで達するほど大きく厚みがある。趾 (あしゆび) にはがんじょうな鉤爪 (かぎづめ) がある。尾は平たく幅が広い。乳頭数4個。門歯は上顎下顎に各6本,犬歯は上顎と下顎に各2本,前臼歯は上顎8本,下顎6本,臼歯は上顎2本,下顎4本である。昼行性。カワウソ類中最速で泳ぐ。おもに 17~22cm程度の魚類やカニを捕食する。社会性が強く,通常成獣のつがいに未成獣と亜成獣の子供で4~8頭の群れを形成する。まれに 20頭近い群れをつくる。見通しのよい川岸の土手を掘り,1.2~1.8mの長さの巣穴をつくる。妊娠期間は 65~70日で,雨期の終る8月後半から 10月初旬に出産する。1産1~5仔で平均2仔。アマゾン川流域を中心に,コロンビア,べネズエラ,ガイアナ,エクアドル東部,ブラジル,ボリビア,パラグアイ,アルゼンチン北部に分布し,流れがゆるやかな河川の流域や水路,湿地に生息する。飼育下での繁殖例がある。絶滅危惧種。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオカワウソ
おおかわうそ
giant Brazilian otter
[学]Pteronura brasiliensis

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。南アメリカのベネズエラ、ブラジル、ウルグアイなどの河川にすむ。カワウソ類のなかでは大形で、頭胴長が1~1.5メートル、尾長70センチメートル、体重は24~34キログラムにもなるという。国際保護獣として、国際自然保護連合から希少動物のリストに載せられている。[古屋義男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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