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オオルリオサムシ Damaster gehini

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世界大百科事典 第2版の解説

オオルリオサムシ【Damaster gehini】

甲虫目オサムシ科の昆虫(イラスト)。北海道の平地から山地まで分布する。成虫の背面は金緑色,赤銅色,暗紫色など色彩に変化がある。頭部や胸部は金属光沢があるが,上翅は隆起条や点刻によって凹凸があり,光沢が鈍くなる。体長25~35mm。色彩や凹凸の変化から,いくつかの亜種に分けられ分布も局地的である。本種は平地では湿地帯よりも,その周辺のやや乾燥した丘陵を好み,山地では谷間より尾根や山腹を好む。これらの地は,いずれも草原あるいは下草の生えた疎林である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオルリオサムシ
おおるりおさむし / 大瑠璃歩行虫
[学]Damaster gehini

昆虫綱甲虫目オサムシ科に属する昆虫。北海道特産の美麗で大形の種類である。体長26~35ミリメートル。体は黒いが、背面は普通金属光沢を帯び、全体が金緑色のものから頭胸部が赤銅色のもの、上ばねが銅色、青紫色のものなど変化がある。頭胸部は幅が狭く、上ばねは卵形に広がり、各3条の隆起線が縦に走るが、地方変異があり、隆起線がくぼみのところで断続するものや、北海道南部に分布する亜種のように、隆起が低くなり表面が網目状の構造を示すものもある。成虫は初夏から秋までみられ、カタツムリイモムシなどを食べ、初夏に土中に産卵する。幼虫はカタツムリを食べ約50日で蛹(さなぎ)となる。[中根猛彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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