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オラショ 〈ラテン〉oratio

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

オラショ

隠れキリシタンの行事で唱えられる祈りの言葉。ラテン語の「oratio」(祈り)が語源とされる。禁教時代に宣教師との接触を断たれ、口承されていくうちに日本語とポルトガル語が交ざって意味不明になった。行事では信者が暗唱する地区もあれば、文書を読み上げる地区もある。

(2008-02-18 朝日新聞 夕刊 2社会)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

オラショ【oratio】

祈りを意味するラテン語に由来するキリシタン用語。隠れキリシタンが伝承したキリシタン時代からの祈り文と教義や掟を言うが,口から耳に伝えたので訛伝が多い。隠れキリシタンは長崎県の外海(そとめ)・五島系と生月(いきつき)・平戸系に分かれ,オラショにも異同がある。前者は黙誦し後者は斉誦して歌オラショを伝えた。今日役職者以外はほとんどオラショを知らず,オラショの忘却にともない隠れキリシタンの土俗化が進んでいる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

オラショ【oratio】

〔キリシタン用語〕
祈禱。祈り。 「善事と-に怠る事なかれ/こんてむつすむん地」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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